その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(負の遺伝子)

2011-11-15 12:09:32 | 夢屋王国

夜明けが遅く日没が早くなると、『夢屋国王』はブログネタに困ることになります。基本的に日々の画像と暮らしを綴るスタイルでありますが、雨が降り、外仕事が出来ないと画像を探すのもひと苦労する有様であります。
今は亡き我が家の古老が植えた庭木の『雪囲い』は大物が終わり、今週末に少々手を加えれば完了するところまで来ました。後は、日がな果樹の剪定でもしながら、枝ぶりを眺めコーヒーでも飲める余裕の日々が待っている…が、しかし、剪定をどうすれば良いのか分からない^^; 庭木は、古老が仕立てた基本形があるので、それなりに整枝すれば良いのですが、果樹に関してはどの枝を切って良いものやら分からない。少なくとも夏場に伸びた「徒長枝」を切り、それぞれの枝にお日様が当たるように切れば良いのだろう位の知識はあるのだけれども、樹形というものがイメージ出来ないと前に進まないのであります。樹種に合った『ナイスなバディ』がイメージ出来るようになれば、立派なお百姓さんの仲間入りと成るのでしょうが、『ナイスなバディ』・・・『エロス』・・・『エチカ』・・・「万物は神が備える無限の態様の一種である。」剪定の話題が、スピノザ哲学に脱線してしまうのであります^^;
さて、11月に延べ5日間も掛かってしまう『雪囲い』でありますが、庭の楓を見ていてふと思う…茶色に成るだけで美しい赤が無い。この庭には、秋をイメージさせる赤い物が無いではないか・・・。赤い紅葉が欲しいなぁ…数日前「大沢山」を歩いていると、そこに実生の小さな紅葉が赤い葉を付けておりました。いいなぁ、この紅葉…枝を引っ張ったら抜けて来ちゃいました。(←本当はイケナイことです→)庭の楓の脇に植えちゃうかぁ・・・。
古老が残した負の遺産である庭木に苦労させられていると言うのに、また、木を植えてしまう。私の身体には、古老から引き継いだ『負の遺伝子』が脈々と流れているようであります^^;

そんなことばかりやっているから、仕事が前に進まない。画像が…パソコンのホルダー内に、カルガモ『がーも』の画像が残っておりました。一時期「三井物産ビル」前のカルガモの親子が話題となりましたが、我が在所では、そこらここらで家族連れのカルガモ♀に出会うので珍しくもありません。一説によれば、ペアリングが終わると♂は子育てには参加せず、♂だけのコロニーを作るとも言われているようですが、田んぼで眺める限りでは、ヨチヨチ歩きの子どもたちが孵化するまでは、♂♀ペアは仲良く田んぼの中をかき回してくれております。たまに、画像のようにペアリングに失敗した(恋にあぶれた)♂が単独行動を取っている場面に出会うのですが、人の世も鳥の世も、モテない男は必ず居るものだと同類相憐れむのであります^^;
さて、彼は来春、良き伴侶に恵まれるのか、またもや、あぶれてしまうのか?動物界では、モテない♂の『負の遺伝子』は、引き継がれないのであります。

No.070 カルガモ  Anas poecilorhyncha   鳥綱 カモ目 カモ科
日本語表記では、カルガモを「軽鴨」と書くんですねぇ。スレンダーなバディから、その名の由来があるのでしょうか?狩猟の対象にはならないので、夏場は減反した養魚池や水路を悠然と泳いでおります。画像のように稲の幼苗期に田んぼの中をかき回しますが、稲の根の活着力の方が上回っているようです。以前、鴨が稲穂を食べると言っておりましたが、杭掛けしていた頃と違って、籾をこそげ取ったような痕跡は見当たりませんし、水田の初期雑草やタニシ・虫を食べるナイスな奴という私の見立てですがいかがでしょうか?

コメント (2)
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