連日の猛暑に耐え切れず『夢屋国王』は遂に「夏休み」を取得しました。昨日の夕刻、ビールをふた缶ほど飲んだら、見事なほどの爆睡…体調が戻ったところで田んぼの畦畔の草刈り(8月の初めに刈って、カメムシ害予防のために草刈りを控えておりました。)お隣の『善助さん』も朝から全開…あと3週間ほどで稲刈りの時期を迎えるのであります。空を見上げれば、ススキの穂の向う側は、どこまでも高い秋の空が広がっているのであります。
折角の夏休みなのですから、今日はゆっくりと草むしり?秋野菜を植え込む場所だけは確保しておかなければならないし、土日は集落の生産組合の慰労会で新潟まで出かける予定ですから、今日中に耕運だけは終わらせておきたい…結局のところ、秋作業のための夏休みなのであります^^;
陽が昇り、気温が上昇してからの草むしりは自殺行為なので、朝飯前に草をむしり、トウモロコシの根をスコップで掘り取る。北海道辺りの大規模な圃場では、抜根などせずにトラクターで耕運するのだろうかなどと、遠い北の大地をイメージしながら、僅かばかりの畝を掘り返すのでありますが、トウモロコシは食べて美味しいのでありますけれど、残渣が大量に出るため後処理に苦労するのでありますよ。
『夢屋国王』が朝飯も食べずに作業しているというのに、キャベツのポットでは青虫(モンシロチョウ)がしっかり朝ご飯の最中であります。まったく人の苦労など意に介することなく、何処から湧いてきたのかと思えるほど、我が物顔で大事な苗を食べてくれております。これもまた、彼らの重要なお仕事でありますが、無銭飲食をする輩は指で摘んで場外退去を命じるのであります^^;
無農薬にこだわる訳でもないのですが、秋野菜は初期防除さえ徹底すれば何とか少農薬でも栽培可能なので、苗の時期に指でつまみ出し、植え付けてから株の周囲に殺虫剤を予防薬代わりに撒いておけば事足りる。いくら寛大な『夢屋国王』であっても、中々こやつ等とは共存共栄できないのでありますよ。
ちなみに、ススキの花言葉は「活力」、「精力」なんだそうでありますよ。夕方、トラクターの『シゲオちゃん』で耕運し、お決まりの『第1サティアン』での飲み会…明日は、新潟の海の幸をお土産に買って来てあげよう。そして、ススキの花言葉のもうひとつは「心が通じる」ですと…『夢屋国王』と青虫は、決して心が通じ合うことなど無いと思うのですけれど…^^;