アフリカ原産のケナフの花が咲いております。早朝から今日はボランティアのゴミ拾い…一日一善、地球環境に良いことをする立派な『夢屋国王』であります。ケナフは、地元の有志が「地球温暖化防止」という大きな志の下、毎年植えられているものでありますが、茎を炭にして活性炭造りをしたり、紙をすいたりと子どもたちへの環境教育にも活用されているようであります。一年草だから、折角、炭酸同化を行っても焼いてしまえば効果は無いなどとおっしゃる方もいらっしゃいますが、何か環境に良いことをと、目を向けさせる動機付けにさえなれば良いことと思うのですが…。
ボランティアのゴミ拾いも、春秋とかれこれ20年近くやっておりますが、一向に減る気配がありません。釣り人が持ち込む弁当や飲み物の空き缶を、同じ釣り人が回収してまわる。堂々巡りの行為を続ける馬鹿ばかしさ…一人の釣り人が、持ち込んだゴミ以上のゴミを、釣りの度に持ち帰ってくれたならば、こんなボランティアは必要無くなるのであります。とは言え、私とて高速道路を利用すれば、サービスエリアごとにゴミを捨てている者のひとりでありますから、余り大きなことは言えないのでありまして、極力ゴミを出さない生活というものが、どうしたら実現できるのか…包装過剰な現在にあっては、中々難しい問題であります。
ボランティアをした帰り道、ゴミの集積所に拾い集めたゴミ袋を持参すると、バナナが大量に稔っておりました。東北地方にバナナが自生する程、温暖化が進んだのでしょうか?なぁ~訳がないのでありまして、ワルナスビの雄しべと雌しべであります。
バナナと言えば『夢屋国王』がご幼少のみぎりには、高価な食べ物でありました。病床のお見舞いの果物の盛り籠にバナナは付き物だったし、お供えにバナナを持参しても何ら恥ずかしくない立派なものでありました。遠足の果物は二品までと決められると、その一品がバナナならば自慢できたような気がしますし、「パーマン2号」がバナナを食べる様子を見ると羨ましくも思ったものであります。それがいつの間にやら、おやつにバナナを与えられても「バナナ~」と言われる始末…哀れなバナナであります^^;
さて、今日は朝から曇空なので、稲刈りの声掛かりは無いようであります。久し振りに何も用事のない土曜日…のんびりとテレビでも見ながら、身体を休めようと思うのでありますが、窓の外の畑の草が気になる…見ない、見ない。
ケナフの花言葉は「開放感」…決してケナフを「毛無し」と読み間違えないで頂きたい。頭に手をやり、確認する『夢屋国王』であります^^;