その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(めろん)

2012-09-17 22:08:03 | 夢屋工房

そろそろ家にけぇ~ろうかい(敬老会)…暑さが倍増するオヤジギャグ^^;
残暑…猛暑…こんな時は家の中で休んでいるに限ります。年に数えるほどしか使わない茶の間のエアコンを今年は何度回しただろうか?我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』もすっかり冬毛が抜け落ちて、快適な日々を送れるはずなのでありますが、9月中旬だというのにぐったりと昼寝をする始末…オヤジがパワーをつけるために、ラーメンライスをパクついていると傍に寄ってきてはおねだり、無くなれば眠る。三食昼寝、散歩付き…彼女は家の中で一番恵まれた生活をしているのかも知れません。
一方、オヤジは、昨日の炎天下に来年のニンニクを植え付けるために堆肥を散らした友人『ノロ君』の頑張りに敬意を表して、トラクターで耕運することを約束したのでありますが、暑くてたまらないから一日休憩…稲刈り、お祭りと酒で疲れた身体を癒すには、お昼寝するのが一番なのであります。いや~エアコンの効いた部屋では、眠れる眠れる…午前中、午後と昼食を挟んで6時間ほど眠ったでしょうか^^;

さすがに、約束を果たすべく夕方、『ノロ君』用の畑を耕運し、今夜はメロンパーティーを開催することにしました。長男『ポン太郎君』はメロンが大好物なので、今年は5種類ほどのメロンを試験栽培してみたのでありますが、その内「黄美香」に「テレサ」「アンデス」の3種類を今日は収穫してみました。形はメロンだが味がしないと酷評された去年の失敗を元に、今年は一株に2個から4個程度の実を着けさせた結果、色、形とも満足いく作品に仕上がっております。形の良いものは、ほとんど人にあげてしまうので、「甘いですよ。」などと評価していただけると、それだけで喜んでいる単純な『夢屋国王』であります。これを商品として御代を頂戴するには、まだ自信が無いのでありまして、灌水方法やうどんこ病の予防など、まだまだ勉強しなければならないことが沢山あるのであります。
お百姓さんのお勉強は、一年に一回しか出来ないのでありまして、今年の失敗は来年にならないと修正できない。良い物を作るために試行錯誤できるのは、あと何回出来るのだろうかなどと、残された課外授業の回数を数える『夢屋国王』であります。
三連休が終わり、また明日から出稼ぎであります。夜も9時を過ぎれば涼しい風が吹き込むというのに、この暑さは一体いつまで続くのでありましょうや…。

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夢屋工房(まつり)

2012-09-17 21:24:08 | 夢屋工房

猛暑日まではいかないが、気温33℃の中での稲刈りなんて初の経験でありました。
本物の農家の方々でさえ、熱中症を心配して午前中早々に稲刈りをし、午後は3時過ぎまで家を出ないというのに、我がオジサンズは農家が休んでいる時間に作業をしているのだから、ぐったりしても仕方がない。意欲だけは人一倍の友人『貧乏父さん(H.N.)』でさえ、今朝は8時までぐっすり眠っていたようであります^^;
婿殿同然の扱いを受けている『夢屋国王』は、オッカーザウルスの実家である山形県河北町の「谷地どんがまつり」に家族を連れていかなければならないのであります。結婚以来27年間の年中行事でありますよ…谷地八幡宮の神職(林家)に伝わる舞楽や神輿還御の行列は勇壮であり、昔から「寒河江女(さがえおんな)に谷地男(やちおとこ)」と言われるように、谷地の男どもは奴に扮して男ぶりを競うのであります。
藩政時代に最上川の船運で栄えた谷地は、集落を大きく三つに分け(政策的なものらしいのですが…)当番制を敷いてこの祭りを支えてきたものであり、集落の持ち回りで18年に一度回ってくる「大当番」に実家の集落があたっているとかで、今年は集落内はもぬけの殻のような状態であります。齢80歳のジイもバアも、日頃の膝の痛みを忘れて張り切っているのであります。

八幡宮の祭神は「八幡神(やはたのかみ)」…第15代応神天皇と同一とされるのでありますが、武家社会の武運の神様として各地に祀られ、「稲荷神社」に次いで、全国の社の数では第2位の地位を占めるようであります。「神輿還御」という行列も前夜祭で神輿に乗った神様が、今年の場合は「大日如来」の社に一泊して(仮夜)、稚児(神の子)を連れて八幡宮にお帰りになるというストーリー…仏教と神道の合体…元々、国家鎮護・仏教守護の神として「八幡大菩薩」という神号を贈られたのだから仕方がないのでありまして、明治政府の世に神仏分離令が出されるまで、日本では社寺仏閣が混同して信仰されていたのだからストーリーに矛盾は無いのであります^^;
伝統的なお祭りが、地域の人々に支えられて続けられることが素晴らしい。少子高齢化によって、祭りを支える人々も地域経済も色々な苦労や支障があるのだろうけれども、外から来て見物するだけの『夢屋国王』は、ご馳走をいただき、ビールをいただいて眠る…疲れは溜まるが、束の間の休息日なのでありますよ^^;

コメント (2)
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