交尾中のモンシロチョウ♀…何故♀だと分るのかと言えば、交尾中に閉じられたこのチョウの翅が、もう一方のチョウの翅を外側から包み込んでいるのでありまして、交尾に至るまでの手順から言って、こちらが♀と確信できるのであります。また、♂に比べてやや体が大きいという外観からも♀であると見分けることができるのでありますけれど…何事も倫理観と手順は重要でありまして、既婚者(交尾後)♀のモンシロチョウは、他の♂の再婚の申し込み(再交尾)を拒否する行動を取ること(腹部を上げて交尾を拒否します。)が知られておりまして、美しい人妻(この場合、他人妻^^;)に恋をして、手順を踏んで求婚したとしても、モンシロチョウ♀は貞節を守り通すのであります。
本当にそうであろうか…乱れた世の中にあっては、昆虫の世界にも例外があるかも知れない。常識という曇ガラスを通して見た世界は、真実を覆い隠すこともある訳だから、『夢屋国王』は「例外」を探して今日もフィールドに出かけるのであります。(学生時代から、こんなことばかりやっているから、人間として一向に成長できないのでありますが…^^;)
カラ梅雨にも、夏の暑さにも負けぬ丈夫な身体を持ち、田んぼに通った結果、平成24年度産米「はえぬき」の調整が済みました。籾の量から見て、昨年を上回る収量が期待され、実際に籾摺りをしてみると、10a当たりの収量が13俵(780kg)を超えておりました。ただし、品質に問題があって、高温障害の結果ともいえる「腹白米」が混じっておりまして、検査結果で2等米の評価を受けるのではないかと次なる心配をしているところであります。
早速、新米を精米して本日からいただく事にします。新米が出来るこの時期に切り替えられるように、自家消費用の飯米を6俵だけに絞って置いたので、台所の米びつはギリギリの状態でありました。気付けば、今日は我が家の古老の立ち日であります。実に因果な時期に亡くなったもので、亡くなる直前に、脱穀調整した米(夢屋が初めて作った米)を見せ、新米を精米してお袋に食べさせたことを報告し、その新米は、故人を送る枕飯(一膳飯)になりました。毎年、新米を調整すると故人を思い出すことになるのですから、残された者(息子)が米を作る限り、忘れられない時期を選んで旅立ったとしか思えないのであります^^;
今年もまた、くたびれ儲けと思いつつ、春にはまた田植えを行う。収穫の喜びは、これからじっくりと味合わさせていただきますか^^;