御地蔵や 花なでしこの 真中に(小林一茶 )
「なでしこジャパン」や「ヤングなでしこ」等、秋の七草のひとつである「撫子」の花言葉は「可憐」そして「貞節」…その佇まいに日本女性の美称として使われます。Under-20の女子サッカーW杯の準決勝は、ドイツ娘の体力に圧倒され、残念ながら決勝進出を逃してしまいました。素人の私が見ていても、体力と体格差は如何ともしがたいと感じられました。(実際は『第1サティアン』で酒を飲んで、ほとんど試合は見ていませんでしたけれど…^^;)まぁ、彼女たちも更なるトレーニングと試合経験を重ねて、「なでしこジャパン」の後継者として力量を高めていくのでありましょう。
さて、浜辺に咲いていたこの花が「撫子」…カワラナデシコかというと少々心もとない。何せ、万葉集の時代から「撫子」は歌に詠まれ、平安時代の清少納言「枕草子」には既に「唐撫子(石竹)」や「撫子」が登場するのですから、改良品種は数多く、これが在来種などと即断できないのであります。ここでは「ナデシコ属」の花としておけば間違いはないでしょう^^;
日本女性の美称に使われる「撫子」が、これだけ改良されているのですから、当の日本女性が品種として改良が進んだとしてもおかしくはないのでありまして、「戦後強くなったのは女と靴下」などと言われましたのは過去のことであり、これは勝手な男の幻想というものであります。女性(特に母親)は、神代の昔から強かったと思うのは私だけでありましょうか?
波打ち際で戯れる母子(撮影許可は得ておりませんので、お顔は見えないように…)であります。決してオヤジのスケベ心で撮影したものではありません。(『夢屋国王』は達観の境地におりますから…いや、まだまだ修行が足りない^^;)実に微笑ましい光景だなぁと感じる訳でありますが、土用を過ぎた辺りからクラゲの刺傷被害が発生するのに、大丈夫なんかいなと部外者が余計な心配をしてあげるのであります。
夕日とフグ、ハマゴウ、ナデシコ…先週末の海の話題で何とか繋いできたブログ…実にのどかな日々を綴っているのでありますが、現実の世界は厳しく、海から帰り、ようやくダイコンと山形青菜を播種し、ハクサイの植え付けが半分ほど終わったところであります。雨の降らない日が続き、たまにパラついたとしても、砂ぼこりを上げる程度の雨…畑の湿り気にもならない量でなのであります。したがって、朝晩、ジョウロを持って水を掛けている状態…花咲ジジィの手からジョウロを離すことが出来る日はいつのことやら…とほほ。