その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(しゅくだい2)

2012-09-03 12:05:43 | 夢屋工房

この週末は、集落の生産組合の慰労会…山の者たちが目指すのは、やはり日本海の海の幸^^;
稲刈り前の束の間の休息に、奥方様方もご一緒に新潟県瀬波温泉へ一泊二日の慰安旅行であります。まぁ、『夢屋国王』のオッカーはお留守番ではありましたけれど。ということで、日記ブログも一日お休み…束の間の休息を温泉とビールと新鮮な魚介類で満喫してきたのであります。日本海と言えば夕日が美しく、遠くに霞む佐渡島や粟島を眺めながら、『伊勢正三さん』作詞・作曲の「海岸通」を口ずさみ、遠い昔に佐渡島出身の彼女?(お付き合いしていた訳ではないのでありますが)のことを思い出したりする、乙女チックな『夢屋国王』でありました。
毎日、山際に沈む太陽しか見ていない山猿が、水平線に沈む夕日を眺めていると思わず「ジュ~!!!」と言ってしまうのでありまして、海水で消されてしまった太陽は、果たして明日も昇るのだろうかなどと、下らない心配をしてしまうのであります。

宴会までの酔い醒ましに砂浜を散策すると、花が終わり実を着けたハマナスの藪からは、今は亡き古老が愛したキリギリスの鳴く声がしまして、その姿を何とか捕えようと藪の前で粘りますが、そう簡単には姿を現してくれません。私が少年時代に家族旅行で日本海を訪れた時、藪から聞こえるキリギリスの声に一念発起して、蒸し風呂と化した車に一時間も家族を放り出して、キリギリスを捕まえてきた若き日の古老の姿を思い出したりもします^^;
goo友である山形在住の『さくら子ちゃん(H.N.)』は、彼女のブログの中でショウジョウバッタを探して悪戦苦闘しているようですが、幸せの青い鳥は中々彼女の元に現れないのでありまして、キリギリスを探す『夢屋国王』の足元には、『幸せの青虫』が飛んで火に入る夏の虫の如く、いとも簡単に向うからやって来るのであります。オンブバッタ♂とショウジョウバッタ♂の違いは、中々分りづらいものがありまして、ショウジョウバッタ♂は別名「キチキチバッタ」とも呼ばれるように飛翔の際にキチキチと音を立て、オンブバッタの場合は跳ねて逃げる。『夢屋国王』の場合は、足元に飛んで来たショウジョウバッタ♂を息を殺して素手で捕まえましたが、後脚を離した途端10mほど飛んで逃げていきました。全体的には、スレンダーで脚が長いという印象があります。『さくら子先生』…これで積み残していた夏休みの宿題は、ふたつ目もようやく完成であります^^;
さて、『夢屋国王』の束の間の夏休みは終了いたしました。これから秋野菜の種を播き、ハクサイやキャベツを植え付けなければならないのですが、沈む夕日とともに秋を感じ、心が沈みかける『夢屋国王』でありましたとさ…ちなみに、ハマナスの花言葉は、「見映えの良さ」であり、「美しい悲しみ」であります。(当分、秋の海の話題で、ブログネタは続く^^;)

コメント (2)
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