その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

生り年(表年)

2019-07-04 06:03:34 | 転職

今年は、トンボの当たり年?

10年間、薬散も剪定もせずに放置していた梅の木が10個ほど実を着けました。友人『ノロ社長』ご自慢の「南高梅」もたわわに稔り、今年はいわゆる「生り年」なのかも知れません。誰も見向きもしない『×〇△(秘密^^;)』の梅の実を頂戴し、今年は久し振りに梅干を作ってみようなどと考えております。そんな訳で『第2サティアン』は、梅の芳香があふれております。
10年前に今は亡き我が親父の田んぼ作業を引き継いだ時、トンボの大量羽化に驚いた記憶がありますが、翌年から苗を『清二さん』から購入することにして(仕事をしていると日中の温度管理が出来ないんです。)トンボの発生を愉しみにしていたら、ピタリと羽化が激減してしまいました。ネオニコチノイド系殺虫剤の苗箱施用…原因はそこにあると思い込んでおりましたが、今年は結構な数のトンボが羽化を続けております。回りの大規模農家は、「中干し作業」を始め、ピタリと用水路の水が切れてしまった。自分の適期判断ではなく、回りの影響で「中干し作業」を強行しなければならないのですが…田んぼの『おタマちゃん』や羽化したての「アキアカネ」を見ていると、今年はあと2、3日、中干し作業を見送ろうなんて、妙な仏心が湧いております。(ほとんど影響がないのにねぇ^^;)
午後、元同僚たちと入院治療中の同期♂を見舞いました。彼は、突然に「筋萎縮性側索硬化症」を発症し、もう3年ほど療養生活を続けております。わずかに動く左手の人差し指で、キーボードを操作しメールを同期に送ってくれますが、忙しさを理由にお見舞いすることさえ出来ませんでした。「なぜ仕事を辞めた?あと30年どうして生きていくつもりだ?動ける内に同期で旅行に行って、楽しげな画像を送ってくれ。」そんな会話をディスプレイを介してやり取りする…「ならば、これから山形市内で飲み会をして、食い物の画像を送るよ^^;」…彼は決して絶望なんかしていない。動ける自分がウジウジしていてどうする…「生り年」は続かない、むしろ来年は「不生り年」を覚悟しなくてはならない。禍福は常に繰り返される…今年がダメでも来年がある。そう信じて生きている自分であります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする