二度目の変形果…茎から既に合体^^;
早朝の圃場できゅうりを収穫する。30℃超えの日中は極力お昼寝し、夕方収穫作業を再開しますが、本日の出荷量は70kg超(約700本)加工用の変形果実が60kg超(約650本)の合計130kg…1本の株から6.5本ほどのきゅうりを収穫いたしました。採れ始めは『夢屋農場長』が、一人で1時間半程度で収穫出来ましたが、こうなると『きゅうり部長』とふたりで収穫しても2時間近く掛かってしまいます。
日照不足と葉の繁茂による採光不足で、曲がったきゅうりも多くなり、見逃しで巨大化(1本150g、長さ25cmを超えると真っ直ぐで立派なきゅうりでも規格外となってしまいます。)したきゅうりの本数を減らす。世の中では、夏休みに入り、学校給食での需要が落ちることから、週明けの市場では、ひと箱(5kg)当たり1,000円も一気に値を下げました。
『夢屋農場長』の指示は、徹底した早期収穫…さらに値を下げているM級(23cm以上25cm未満)商品の出荷を止め、S級(21cm以上23cm未満)で出荷する方針を『きゅうり部長ポン太郎君』に伝えました。ここからは、加工向けの規格外品を如何に減らすかが勝負どころと考えた訳です。
東京市場に向かうきゅうりの箱、箱、箱…
昨年までリーダーを務めていた『オッカー』が蚊帳の外であります。きゅうりを触りたくてウズウズしている…『きゅうり部長ポン太郎君』に、『パートのおばちゃん』頼んだらと勧めてみましたけれどね^^;(歓んで!)
集荷時間に間に合わず、中央集荷場に荷を運びましたが、農場長はふと考えた。『オラだの農協』の推奨品種「豊美」は、こうして全量中央集荷場に集められ、東京市場へと出荷される。価格が低迷するこれからは、各地の市場価格を比較しながら、大阪市場へも出荷されていくことになるでしょう。が、瑞々しく美味しい「きゅうり」は一切山形市場には卸されない…つまり、地元で味わうことが出来ないのであります。少しでも価格単価の良い市場で…山形産のきゅうりが山形県で消費されないなんて…。
人も物も、すべてが集中する東京…1本の卸値が50円のきゅうりでは、山形市場では値も付かないし、県民が食べる値段でもなさそうであります。美味しいものを地元で消費し、東京にちょっとだけお裾分けしてあげようか…なんて位の余裕が欲しい県民所得でありますよ。