場所によっては「絶滅危惧種」ですかぁ?
「カタクリ」には、「初恋」「消極的」という花言葉があるらしい。うつむき加減に咲く姿と薄い紅紫の色合いが少女が自信なさそうに、はにかんだ姿に映るかも知れない。陽を浴びれば、これでもかと言うほどに花弁を反り返して自己アピールしているのにねぇ…これって何かに似てはいないかい?『恥じらう少女の姿』などと妄想するのは『おやじぃ』の悪い癖、幻想である。そんな人間こそ『絶滅危惧種』かも知れませんなぁ^^;
ただし、「カタクリ」は鱗茎を形成する宿根草ではあるのだけれど、通常は栄養繁殖はしないとされているようであり、原則は実生…地上部は春先を限りに消失してしまうから(スプリング・エフェメラル)、発芽してから花を咲かせるまで、養分を蓄えるために8~9年の歳月を要するようであります。余りにも効率が悪いようにも思える…がしか~し、コツコツと毎年、旧鱗茎の下に新たな鱗茎(へそくり)を蓄え、平均寿命は40年から50年と推定されているようでありますよ。やっぱり、どこぞの誰かに似ているような…『おやじぃ』は身近にいる『生き物』を想像しながら、今夜も悪夢にうなされるのであります(笑)
さて、集落の会計担当、委託業務の会計なんぞ仰せつかっていると、他所様のお金の工面、勘定をしなければいけない。少ない予算の中で、不在気味な方が一年分の自治会費を納入してくれた…春先は資金が足りないから、それはそれでありがたいのだけれど、集金票を打ち直したり、それを集金担当役員に届けたりと結構な『ひまだれ』である…そうそう『ひまだれ』とは、我が在所では「無駄に時間を費やすこと」の意の方言なんですよ^^;
いつもなら「晩酌」の時間なんですけれど…
あらら、本日は「自治公民館長」の会の総会なんですと^^; 本来は、地域の方々の自治活動の拠点として公民館はあるのだろうけれど、今や『公民館長さん』は、町や地域行事の担い手(裏方)として期待され(こき使われ)ております。メンバーは同じ年回りのオジサンたちだから、同級生も居れば、育成会でご一緒した当時のお父さんたちも居る。そんな訳だから、動きやすいとは思うのだけれど、はてさて、この先いつまで続くのやら?今日一日、結構な『ひまだれ』だったから、お百姓さん稼業は一旦お休み…でもなぁ、これからの世の中は、65歳の定年まで、あるいは70歳まで現役で働かなければならないんでしょう。今までこうして来たのだからこれからも…という、大人(官署)の常識が続かなくなる日も来るのではないかなどと余計な心配をしておりますよ。とは言え、定員不足と言われながらも、地元の消防団員(若い衆)は、地元の防災活動を支えてくれておりますよ。何とか支えなければと思っていただける若者だって存在しているのも事実でありますから^^; かつて、左翼系の学生さんたちは、自分たちの考えに及ばない者を『浅い』と表現し、理論武装して彼らの意見に近づくと『深まった』などと表現していたっけ…「時代(風潮)」の流れに合わせた行事に組み替えていくことも必要だとは思うのでありますが…それこそ「君は浅いねぇ!」なんて言われたりしてね(笑)
#戦争反対 「カタクリ」には「嫉妬」という花言葉もあるらしい。コツコツと養分を蓄えるその生態に学びながら、届かないと嘆かずに呪文だけは唱えることにしよう。