その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

幸せな家庭^^;

2022-04-09 09:36:11 | 転職

位置からして「紅ほっぺ」ですなぁ^^;

「イチゴなんて簡単でしょう。放って置いても育つでしょう。」…そう言っていた中学時代の先輩(女子)は昨年亡くなってしまった。「確かにそうなんですよ。確かにそうなんですけれどね、良い物を作ろうと思ったら、植え替えや施肥管理をしなければならない。」と反論したのはいつの日か…腰を屈めずに収穫出来るように棚仕立てにしてみたり、無加温ハウスで早出しを試みたりetc.…「イチゴの植え替えは彼岸まで…。」我が在所での植え替え時期をお袋が言っていたような気もするけれど、丁度その頃は、モチ米の刈り取り時期や諸事が重なって、毎年失敗している体たらくでありますよ。
ハウスの中に取り込んでも、我が在所ではミツバチが活動を始める時期ではないから、毛筆でおしべを「こちょこちょ」と撫でてみたり…結論:露地植えの方がやっぱり楽だわ^^; 直売所にも出品されないから、生産品の穴と言えば「穴」なんですけれどねぇ…手間が掛かったり、規模が小さ過ぎて粒ぞろえが出来なかったりと色々理由があるに違いない。ならば、ハウスの隅で管理機の刃も届かない所なら、場所塞ぎにもなって「一挙両得」なんて、また「獲らぬ狸の皮算用」ばかり…結果、苗取り用にポット栽培していた「紅ほっぺ」が勝手にランナーを伸ばし、勝手に自らの安住の場所を見つけて立派な株になっていた。(『おやじぃ』曰く、これを『自然流(じねんりゅう)』という…ただの放置ですけれど^^;)
『おやじぃ』がイチゴに拘るのは、子どもの頃の記憶かなぁ…農繁期(田植え)にご近所に預けられ、畑のイチゴをおやつとしてご馳走になったことが忘れられない。イチゴには「幸せな家庭」という花言葉があるくらいですからねぇ…。


ようやく「スナップエンドウ」も実を着けました。

昨年に比べると一週間ほど遅れているでしょうか。この分なら今月末には出荷出来るかも知れない。春先の貴重な収入源ですから、そろそろ『お百姓さん稼業』に戻らないとなぁ^^;
里芋の種芋は伏せ込み済み、量販店では家庭菜園で人気のジャガイモの種芋が早々に売り切れてしまうから、手配完了…少しずつ令和四年の臨戦態勢に入っていくのでありますけれどね。ようやく雪解けした畑の乾燥を待って、残渣を焼却したりと予定が立て込んで来ましたよ。はて、自宅裏の畑を自室から眺めてみると、何故か『おやじぃ』が植え付けたタマネギより、長男『ポン太郎君』が定植したタマネギの方が育ちが良いような気がする。(気のせいだよと思いつつ…。)水溜まりが出来てしまった場所は除いても、確かに勢いが違うんだよなぁ。(『おやじぃ』より一週間も遅く植えさせたはずなのに…。)結論:作業は遅いけれど、仕事が丁寧なんだよなぁ彼は!忙しいを口実に『おやじぃ』の仕事は『自然流』だから…。(悔い改めなければ^^;)お金を追い求める結果、お金を失う結果になっていないかい。長男『ポン太郎君』は給料制だからねぇ…『悪徳経営者』は、「出来高制」にしてみようかしらなどと決して進むべきではない方向へ転換して、経営感覚を身に付けさせようとしている(笑) ようやくアルバイトの事務作業に解放されて、イチゴの花を愛でる余裕が出て来た春でありますよ。

#戦争反対 少々『貧乏生活』は続いても、少しばかりのイチゴを分けあえる幸せ。そのほとんどがオッカーへの『貢ぎ物』であると分かっていても笑顔が見られれば良いじゃないか。そんなささやかな幸せ、笑顔を奪ってしまう戦争には反対しますよ。

コメント
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