アララ、もう桃の花が…
福島県に「滝桜」で有名な三春町という街がある。「三春(さんしゅん)」とは、陰暦の猛春(一月)、仲春(二月)、季春(三月)を指す言葉なのだそうですけれど、我が在所では梅(四月上旬)、桜(四月中下旬)、桃(5月上旬)の三つの花(春)が咲く頃というイメージが強いのでありますよ。
はてさて、『今年の冬は大雪で…』というイメージで、山菜類は遅いはずという勝手な思い込み…それにしては、コシアブラの新芽やタラの芽が直売所の店頭に並び、コゴミの『お狩場』はもう開いている。南側斜面の陽当たりの良い場所に違いないと言う勘違い!何とまぁ畑のタラの芽が萌えていた。アスパラガスが伸びていた…すぐそばを毎日のように歩いているというのに、全然目に入っていないと言う体たらくでありますよ。「こりゃ~コゴミ採りなんぞやっている場合じゃない。」と思いつつ、店頭に並んだ山菜の山に、これでは勝負にならない(高値が付かない)と、春先の目論見違いを憂いております。ましてや、ご自慢のスナップエンドウの早出しも競合するお相手が登場し、『おやじぃ』の独壇場とはいかなくなりましてねぇ。(栽培が難しいという訳でもないから、いつかはこんな日も来ると予想はしていたのでありますけれどね^^;)
「今年は春が無い?」…白梅が咲いて、ソメイヨシノが開花したと思ったら、夏を思わせるような高温続きで早々に散ってしまい、もう『夢屋農園』のシンボルツリーである八重桜が咲き、桃の花が咲いている。『おやじぃ』の掛かりの遅いエンジンとは相反するように、春はサッサと過ぎ去ってしまうのではないかしら(笑)
まだまだ下手でも、何でもやってみましょう^^;
余裕、余裕と思っていたのも束の間、もう四月下旬ですからねぇ。たい肥や肥料を買い込んで、春耕開始…何からかにまで『おやじぃ』が独りやっている必要もありますまい。企業で言えば、そろそろ何でも任せられる中堅処の年齢でもあるから、下手くそであっても『経験』という肥料を与えて育てなければなりますまい。何が良くて、何が悪かったのかは自分で考えていただくのが近道なような気もします。(当然、部分的な手直しは行いますが、『おやじぃ』とて、トラクター耕運歴10年程度だから、まだまだ、自分で満足いくような耕運が出来ている訳でもないのです^^;)
はてさて、出遅れはエンジンを掛けて取り戻す必要があるようですが、春先の貴重な現金収入は諦めて、夏の作物に掛けるしかないかなぁ…と早々に敗北宣言が口から出そうでありますよ。リーダーが弱音を吐いちゃいけないなぁ。ここからどう展開するかを考えるのが経営者というものか…春は、毎年同じように訪れるというのに、毎年同じことさえしていれば何とかなるという世の中でもないようである。梅、桜、桃の花が同時に訪れた春には、また、それに合わせた対応もしなければと考え続ける『おやじぃ』でありますよ(笑)
#戦争反対 三つの春(花)が一斉に押し寄せる。百花繚乱とはよく言ったものであるけれど、戦車の車列が押し寄せることは御免被りたいものだわ。