これは「鉄コン水路」ですからねぇ…
4月の第1週日曜日…恒例の用水通し(泥上げ)作業。『おやじぃ』がこの水利系で稲作を始めて12年…当時は、このエリアの地権者も含めて十数名いた記憶でありますが、今では82歳を筆頭に60歳代4名、50歳代1名の6名の耕作者となってしまいましたよ。恒例の用水通しも高齢の用水通しとなった感がある^^;
それでも、内3名は若手の農業後継者が居りますし、2名は勤め人ではあるけれど、休みを利用して手伝う息子が居る。離農者は増えても、自然に土地は集まるところに集まり、経営規模の拡大は進んでいるのでありますよ。「今度は、畑地化した転作田を一度は水田に戻さなければいけないんだって?」「5年に一度は稲を作付けしないと、補助金は出なくなるらしい。」etc.水利の条件が悪いから転作田へと転化した所が多い中、「水田に戻せ!」と言われてもムリ~!「補助金を打ち切るための財務省の考えそうなことだわね。」と口々に悪態をつきながらも、お国の方針に従って来た方々である…『おやじぃ』の場合は、水田規模が小さ過ぎて、加工米以外は補助の対象外だから、ほとんど影響なし。秋作業をお願いしている『チャオちゃん』が年齢的に離農すれば、米作りは終了と覚悟しているから、救済の対象外であり、お国にとってもありがたいに違いない。「これから年間10万トンの米消費量が落ちていく。」そんな予測値もあるくらいだから、致し方ないことなのか?機械化され、大型化してもこなせる面積には限界がある。結局、栽培条件の良好な場所が残り、周辺部は荒廃していく。それも時代の流れと受忍するしかないのだろうか…。
哀愁漂う後ろ姿だわ^^;
「いつまで働くつもりだよ?」「63歳位で辞めるのが理想かなぁ。」…友人『イチオ君』との会話である。「今、辞めたら人手不足で困ってしまう。」「そう思っているのは自分だけで、周囲は動きの悪い一旦退職組より若手が欲しいだろうに…。」補助金が打ち切られるのは、農家ばかりではない。『年金暮らしの夢』もどんどん先送り(受給年齢の引き上げ)されそうな雲行きである。「受給時期を先延ばしすれば、受給額がUpします。」…おいおい、アンダは何歳まで生き残るつもりかね^^;
「55歳で昇給停止。官署から定期的にやって来る管理職の給料は上がるのに…。」「自らに都合の良い制度を自ら作るのだから仕方あるまい。」悔しかったら、自らその立場に駆け上がれば良かっただけなのである^^;(そうそう、日々お給金を貰えただけでもありがたかったと思うことにしよう…定職にもつけない若者たちも多数存在するのだから。)何かなぁ…相当レベルの低い会話である。退職後の「ひとりキャンプ」に憧れる友人『イチオ君』は、本日、奥さんとキャンピングカーの展示会に出掛けて来たとか。農業者として地元を支えて来た精鋭たちの後ろ姿も、BBQの残り火で、半焼けの肉を焼く『イチオ君』の後ろ姿にも哀愁を感じてしまうのは何故だろう?まだまだ、先は長く短いというのにねぇ(笑)
#戦争反対 「泥沼化」…武器を供与しても経済制裁をしても、事態は悪化するばかり。そろそろ落とし処を探さなければならないはずなのに、それぞれが人気取りの演説とパフォーマンスを繰り返しているようにしか映らないんですけれど…。