シロツツジの花言葉は「初恋」…
朝から『色仕掛け』がお題とは穏やかではない。と言うか「ツツジ」の花弁に斑点がある(総てではありません。)のは何故?から始まって、どうやら『斑点』は、上部の花弁一枚だけに現れるらしいことを知る。見ている(観察している)ようで、しっかり見てはいないんですなぁ…濃い斑点が浮かび上がっていることはイメージしておりますが、花びらの全部であると誤認しております。これを『蜜標(ハニーガイド)』と呼んでいる場合もあるようですが、用語集には明確に出て来ない。ツツジの雄しべは上向きに出ているから、この斑点を目印に昆虫が飛び回れば、受粉がスムーズに進む…人間に都合よく考えればそうした解釈も成り立つのでありますが、ならば、斑点のない種類や画像の「シロツツジ」はどうなのよ?と新たな疑問が湧いて来る^^;
「白」という色に『清純無垢』をイメージしてもいけない。昆虫には人間に見えない「紫外線域」も見えるとされているから、紫外線写真で撮影してみると、人間には予想もできない『花の色』を呈している場合もある…これとて、昆虫がそのように見えているという確証はないのでありますけれどね(笑)
『エっちゃん』からの差し入れですが…
さて、スパイの色仕掛けによる諜報活動を「ハニートラップ」と言うのだそうだけれど、「色情」とは「肉体的な欲望」であって、目に見える「色」を指している訳ではありませんなぁ…。植物が「蜜」という『ご褒美』と、「花」という『目印』を使い、「受粉」という『目的』を果たすようになり、さらには「色」まで使って円滑に『目的』を達成するように進化したとすれば、中々の『色仕掛け』ではあると思った次第でありますよ(笑)
はてさて、『色は匂へど散るぬるを』…香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。『咲いた花なら散るのは覚悟♪』などと、威勢の良い歌もありますけれど、かの「兼好法師」とて徒然草の第3段で「色好まざらん男は いとさうざうしく(恋を知らない男は非常に物足りない)」と書き残しているようでありますよ。今さら「色香」に狂うなどということは無いとは思うけれど(それはそれで「理性」や『大人の常識』というやつで押さえつけているだけだったりしてねぇ^^;)『目的(お金)』が無いならば、『目印(色)』も近づきますまい。それでも「特殊詐欺」には引っ掛かったりしてねぇ…ちなみに「兼好法師」は、「女性にはいつも好感を持たれるように節度をもって行動するのが理想的である。」と結んでいるようでありますから『おやじぃ』もかくありたい(笑)