その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

自然からの『借り物』

2023-05-26 09:23:37 | 転職

「オオジシバリ(大地縛り)」の花でしょうか…

この畑は誰の物?『〇✕さん』ちの畑です。そうそう、一坪とて買えないような金額の東京銀座の土地も、とんと値の付かない片田舎の土地も、山奥も湖の底地にも私的、公的な土地所有者がいらっしゃるはずである。春になって街場にクマが出て来た。サルが出て来たとニュースになりますが、畑も田んぼも少々手を抜くと途端に植物に覆われてしまう。こうしてみると、土地所有などと言うものは、人間様の勝手な『権利主張』であって、勝手に人間が『区割り』しているに過ぎないものだと思えても来る。自然からの一時的な『借り物』であって、管理できなければ自然に還っていくだけとも言えますまいか?
何故そんな話に?毎晩のように友人『ノロ社長』と『終活会』を行いながら、今後、家屋敷をどうするか?などという話になっていく。自分たちにとっては、住み慣れた土地ではあっても、そして、運よく子どもに恵まれたとしても、若夫婦は便利な区画を買い求め、元々の集落の家屋敷には『空き家』も目立つようになりましたなぁ…時として、タヌキやハクビシンの棲家となる場合もあるけれど、彼らは『管理』してくれる訳でもないから荒れ放題…「オオジシバリ」の花が咲いていると眺めていられる内は、まだマシなようでありますよ(笑)


今夜は「チャンジャ」で一杯…

さて、明治時代の「民法」に規程されていた『家制度』も、戦後は廃止され「夫婦単位」の制度に生まれ変わっているから、『家』というものが『存続する物』という考え方を改めなければいけないのかも知れないが、『おやじぃ』には、どうやら戦前生まれの親父たちの『家制度』の考え方が浸み込んでいるに違いない^^; 『家』そのものが、この世の仮初めのモノであり、一時的な『借り物』であると考えた方が良いのかも知れないのだけれど…。(買い手が付く持ち家ならば、子どもたちも喜んで相続してくれると思うけれど^^;)
はてさて、我が田んぼの周辺には『ケン一郎』から『ケン四郎』まで、四羽の雄キジが暮らしているのだけれど、モテない『ケン一郎』は、今年ようやく嫁さんに恵まれたようである。『ケン三郎』が最初に嫁さんを迎えたのだけれど、『ケン二郎』に至っては、鳴けど叫べど彼が『縄張り』を主張している『家』には、嫁さんがやって来なかったのでありますよ。ところが、今年は二羽の雌キジが一緒にいる…待て待て、モテない『ケン二郎』と要領の良い『ケン三郎』が入れ替わっている可能性もある^^; これとて、いつまでも続くなどということは保証の限りではないのでありますよ。
仮初めの『借り物』は、ちゃんと元の『所有者』に返しましょう…返す相手が居ないから困っているんですけれどね(笑)

コメント
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