その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「うまみ」と「旨い話」

2023-06-13 09:03:26 | 転職

「焼きナス」を食べながら考えた…

スカスカの「生ナス」が何故美味しくなるのか…どうやら、加熱することで『うまみ』成分である「グアニル酸」を生成するらしい。いつもならそれで納得して終わるところだけれど、『うまみ』を『旨味』として検索したから何故かしっくりこない。『うまみ(Umami)』は、1908年に池田菊苗(きくなえ)氏が昆布のだしから「グルタミン酸」を抽出し、論文発表したのが始まりであり、五つ目の「味覚」とされるようになったものであり、『旨味(Deliciousness)』は、食物の美味しい味etc.と同音異義語であることを知る。結局のところ、美味しいものは美味しいとすぐに忘れてしまうのであるけれど(笑)
タバコを切らして買いに出掛けた帰り道、選挙出馬の相談を受けた後輩と、顔見知りの不動産屋さんが空き地を物色しているから、興味本位で声掛けしてみた…選挙事務所立ち上げの準備らしい。
「色々な出費があるでしょう。当選しても回収はできないよ。昔は、不正なんかしなくても、選挙の度に田んぼを一枚また一枚と売りに出したという話もあったくらいだから…。」と、この町に貢献したいという彼の意欲に対して、『旨味(金目)』で声掛けするのは、先輩と言えども無礼でしかないわなぁ…。


これ「ケイトウ」なんですかねぇ?

さて、「鶏頭となるも牛後となるなかれ」という中国故事もある。大きな国の属国になるよりは、小国といえどもそのリーダーたれという諫言かも知れないけれど、小(将)は小なりのプライドを持っていても、巨大な組織に飲み込まれ、翻弄されるのが世の常であるような気がするのでありますよ。
はてさて、「給食費の無償化」「子育て支援」etc.と耳には優しい『旨い話』は数々あれど、右肩上がりの経済ならばあり得る話も、『ひとつのお財布(税金)』から賄う予算であれば、どこかを削り、どこかを増やす工面(議論)をしなければいけない。議論に議論を重ね『加熱調理』して『うまみ(税金)』成分が産生されるならば、これは『旨い話』…地方交付税に頼らざるを得ない地方自治体では、誰かの『幸せ(予算)』を追求すれば、どなたかの『幸せ(予算)』を削らなければいけない。スカスカの「生ナス」が加熱することで『うまみ』を産生する…古くから「頭寒足熱」などと言って、頭を冷やしてきたから良いアイディアが生まれないのかも知れない。ならば、腐った脳みそを加熱すると…『異臭』の発生源として指弾だれるかも?料理にも『異臭』を放つ珍味があるのだから、『正常』と思われる行政に『異臭』『異端』を放つのも面白いかもね(笑)

コメント
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