その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

甘い香りに誘われて…

2023-06-23 10:13:23 | 転職

マリーゴールドは「匂い」か?「臭い」か?

学生時代に興味を抱いた「性フェロモン」…「蛾の交尾行動」について、最近はどこまで進んでいるのか?2016年の京都大学 手島氏の論文集があり、読ませていただいたのだけれど、「風洞実験」下の検証であり、自然界での♂と♀の出逢いは、まだまだ未解明な部分が多いことを知る。
「蛾はなぜ夜間に行動するのか?」…「天敵の目を避けるため。」と回答すれば、概ね大人の合格点をいただけるかも知れないけれど、それでは『おやじぃ』が追い掛けている「カノコガは、なぜ朝方活動するのか?」という疑問への答えにはならないし、「蝶と蛾には明確な区別がないから。」とか、「胴体の縞模様がハチへの擬態かも知れない。」とか「例外もある。」といった曖昧な答えしか見当たらない^^;
アメリカの神経科学者リチャード・アクセルらの「嗅覚受容体」の研究に対してノーベル賞が与えられたのが2004年のことだそうだから、単純に「匂い」と表現できる言葉も未解明な部分も多く、ましてや、「フェロモン」を感じる「鋤鼻器」という感覚器が「副嗅覚系」として存在していることも分かっているようだから、果たして「フェロモン」が『匂い』なのかという疑問も湧いて来る。(今朝は真面目に科学してみた^^;)


「カノコガ♂」も大変なんです^^;

さて、昨日は「色香(いろか)に惑う」で「色…視覚」と「香…嗅覚」を考え、今朝は「甘い香り」で「甘い…味覚」と「香り…嗅覚」を考えている^^; ロート製薬の研究成果で、「女性には、若いころ特有の甘い香りがあり…。」という記事にぶち当たる。(2018年産経west)モモのような香り「ラクトンC10」とココナッツのような香り「ラクトンC11」という化合物なんですと…。
しかしですよ、文章表現では使われる「甘い香り」という言葉は、残念ながら辞書には出て来ない。どうやら、「嗅覚受容体」で感知された情報は、電気信号に変り、脳の各所に伝わって情報処理されるらしい。匂いを感じている現在の状況や期待をもとに、過去に学習した記憶と照合しているのだとか…。
はてさて、問題はここから。『甘い(味覚)記憶』と『香り(嗅覚)の記憶』が連動して、衝動的な行動(犯罪)が起こるのであれば…『苦い(味覚)記憶』も一方では発動しても良いのでは?所詮、昆虫も人間も電気信号で動いているだけなはずなのだけれど、自分だけの『甘い(味覚)記憶』が大きいのかもなぁ…『学習(記憶)』が足りない?『おやじぃ』が『苦い経験』を多く積んで来たとも思えない。次は『制御(自制)』というものを考えてみるかね(笑)

コメント
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