その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

とんでもない話…

2023-06-19 10:00:29 | 転職

こちらは曹洞宗玉竜の五百羅漢像…

何度か『お客人』を連れて拝観させていただいたことはあるのですが、本日は区長会の研修会ということでじっくりと拝んで参りましたけれど…。どうも地元の旧所、名物というものは有り難味に欠け、軽んじてしまうところがある。「本当に500体あるのか?」という『とんでもない』質問も飛び出しまして、『おやじぃ』もその実態を知らない…壁の一面に安置されている『羅漢様』の概数✕4で、概ね500体はあると踏んだのではありますが、東日本大震災後、2016年から修復作業も施されて、番号とお名前、羅漢像と一致させたとのだから…画像、上段右角の立像が500番目の『羅漢様』である。(大変失礼いたしました…これでまた知ったかぶりをする^^;)
「五百羅漢」は、仏陀に付き添った500人の弟子とか、仏典編纂に集まった弟子とされているようだけれど、「阿羅漢」自体は、原始仏教では、修行によって到達しうる最高位でもあるらしい。ここまで来ると『後付け』のニオイがプンプン漂い始める。曹洞宗は「一仏両祖」の教えを受け継ぐ宗派であるから、「五百羅漢堂」があること自体も不自然な気もする…約170年前の京都の仏師の作と伝えられているようだから、当時はこの地にも富豪がいらっしゃったに違いないなどと、これまた『とんでもない』話題にすり替える『おやじぃ』であります(笑)


勢いも増しているけれど…

さて、研修前に久し振りに田んぼの様子を見ながら、お隣の『善助さん』の田んぼの稲の葉がとことどころツンツンと立っていることに気付く。今年、同じ区長をしている『善助さん』に尋ねてみたら「バカ苗病」であるとのこと…カビにより、成長ホルモンであるジベレリンが産生され、その部分だけ一段高く伸びてしまう。種子消毒もするし、苗箱の段階で伸びた苗を引き抜いたりもするのだけれど、作付け面積が多くて、そんな手間が掛けられなかったらしい。稲作のベテランとは言え、色々あるもんですなぁ…。
はてさて、「阿羅漢」は最高の悟りを得た聖者であるから、自らが「阿羅漢」でないことを知りながら「阿羅漢」を名乗ることを『大妄語』として僧団からの追放の対象となったらしい。ほれほれ、そんなことを書いていたら、「禅宗の中には、阿羅漢の図像を崇拝の対象とした宗派がある。」という記述にぶち当たる…知ったかぶりも大概にしないと大ケガになるかも…。『とんでもない』とは「途(道の意)でもない」の音変化なのだとか…『豚(とん)でも』『飛んでも』いない『おやじぃ』は、いくらお勉強しても『阿羅漢』の域に達する訳もない。もうお勉強はやめた(笑)

コメント
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