その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ネグレクト

2019-06-20 06:05:32 | 転職

垂乳根の母は寛いでいるのだが…

幼児虐待など、子どもに対する痛ましい事件報道が後を絶ちませんが、実の母親が加担する場合、母性よりも♀としての性が優ってしまうのではなかろうかなどと考えてしまう。動物の世界でも、♀の発情を誘発するために、子殺しをする♂がいる。理性的には種の保存という側面で説明されますが、感情的には痛ましく感じてしまいます。
「子育て支援」を大義名分に、餌を与えた野良猫『ジーコさん♀』は、『第2サティアン』への訪問回数が増え、朝昼晩と救援物資を要求するようになりました。そして、まったりと寛いでいく。
野良猫と思わしき彼女であるが、食事中に身体に触れさせる。手からパンを受け取る…そんな行動を観ていると、どこかの飼い猫であり、お産のための仮宿を『第2サティアン』に求めたのではないかと思い始めております。
「子猫の鳴き声が弱々しくなっている。」…生き物大好き『柴犬コウ(本名:さくら)』の散歩のついでに立ち寄るオッカーは、さすがに母親である。そんな小さな変化に気付いている。そろそろ、離乳期なのかも知れない…そう思い、『夢屋農場長』の最上級のおつまみ「サバ缶」を涙を飲んで、育児小屋に運んでやるものの、さすが、野良が着いていて、子猫(灰白)さえ「シャー!!!」と鳴く始末…人の心も知らないでと、憤慨する『夢屋農場長』であります。そして、遂に子猫の鳴き声が聞こえなくなりました。『ジーコさん♀』は育児小屋に戻りはするものの、餌を運ぶ様子は見えない。(一度、大きなドブネズミが、子猫たちの傍らに置いてありましたけれどね^^;)
『ジーコさん♀』がお食事をしている間、オッカーと育児部屋を覗くと『灰白』は死んでおりましたよ。(やっぱりなぁ。)餌を与えたことによって、『ジーコさん♀』の野生が解けてしまったのか…今年、初めて『第2サティアン』を訪れた『ジーコさん♀』は、子育ての経験が無いのではないかと自分を慰めておりますよ。痩せてフラフラになって、救いを求めて来た猫に餌を与えたことが悪い結果を生んだとは思いたくない。野良猫を増やす手助けはしたくないという一方で、やはり命が失われるということには悲しみを覚えてしまう。(ならば、餌となったドブネズミの命はどうなのだ!)子猫たちは、そういう運命だったのだと自分を納得させる『夢屋農場長』でありましたとさ。

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白黒つける

2019-06-19 06:40:47 | 転職

「弓八幡」…桑の弓と蓬の矢で

養蚕は廃れてしまいましたが、桑の木はポツンと残っている。童謡「赤とんぼ」に山の畑の桑の実を、小籠に摘むという歌詞がありますが、子どもの頃は、濃い紫色の実をおやつ替わりに食べたものであります。甘い…ほのかに甘い…さほど美味くもない。贅沢に舌が慣れると味覚も変わっていくものらしい^^;
赤から黒くなり、白くなる?白い実は、「菌核病」というカビによる病気果のようであります。キャベツなどでは防除対象の病気ではありますが、誰にも利用されなくなった桑の実ではねぇ…。世に「白黒をつける」という言葉がありますが、『白黒赤つけて』みても、さほど影響がない。「老後には最低2,000万円の貯蓄が必要である。」という官僚の正直なレポートに対して、混乱を招くから受け取らないとコメントする麻生大臣…受け取ろうが受け取るまいが、年金だけではやっていけないのは誰もが分かっている。100年先も安心だなんて、うそにうそを重ねるから、政治には興味を失ってしまうのでありますよ。今さら「白黒」つけなくても、真っ赤な嘘がくっついているから、今は利用されない桑の木の方が正直者かも知れませんなぁ^^;


正直者には、白い救いの糸が垂らされる。

お釈迦様は、気まぐれで悪党『カンダタ』に一本の救いの糸を極楽から垂らされた。己ひとりが助かろうとした瞬間に、『カンダタ』の手元で蜘蛛の糸は切れてしまうのでありますが、桑の葉裏から無数の糸が垂れております。庶民は、この糸にすがれば、天界の極楽に行けるかも知れない。風に揺らぐその糸は、弱くいつ切れるか分かりませんけれど…「クワキジラミ(幼虫)」のロウ状の分泌物…残念、蜘蛛の糸ほど強くありませんが、何人かは救われるかも。
「天は自ら助くる者を助く。」…100年安心プランを信じないで、自ら助くることが必要な時代なんですけれど、まだうそを並べるんでしょうかねぇ?

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亜麻色の髪

2019-06-18 03:41:23 | 転職

亜麻色の長い髪を~♪(どうした?突然!)

低気圧の通過による強風。毎年、キュウリの定植後、強風による葉ずれで苗が傷んでしまいます。防風ネットは施工しておりますが、それを上回る風…それでも今年は生育が順調で、一部は蔓がネットに到達している。まぁ『夢屋農場長』と同じで、何故かネットとは反対側に伸びたがる輩もおりますけれどね^^;
「休みだけれど、誘引した支柱がズレているやつがあるから、手直ししておいた方が良いんじゃない?」完全週休二日制のキュウリ部長・長男『ポン太郎君』にやんわりとアドバイスする農場長(強制はしない^^;)夕方、作業服に着替えて、キュウリ部長は手直しをしておりましたよ。その介あってか、今回の強風被害は軽微。「休みだったけれど、やっておいて良かったよな。」と休日の行為を評価し、自分の予見を自慢するのであります。
それにしても寒い…防寒ジャンパーを着込んで、ストーブを焚いて、暖を取ってから草刈りに出掛けましたが、汗ひとつかかないのですから。


遠くなので画像が不鮮明ですけれど…

モーニングコーヒーくらい飲んでから出掛けよう。今朝は寒いから、田んぼに飛び込むのは止めにしよう。月曜の朝だというのに、テンションはダダ下がり。それでも『第2サティアン』前の『善助さんち』の耕作田に見慣れない鳥が降り立ちました。最近は、アオサギ、チュウサギ、ゴイサギの数が増えたようにも思える。『豊かな自然』とも言えなくもないが、河川の支障木が営巣地であるコロニー形成に役立っているのではないか…河川が荒廃している。そんな自説を持っております。そんな中で現れたのが「アマサギ」の御夫妻であります。これは正直珍しい。(初見でありますから^^;)そんな訳で、冒頭の「亜麻色の髪の乙女」の歌詞が…しかし、和名の由来となっている「亜麻色・飴色」の長い髪は、オヤジのかつらなんだよなぁ…朝虹を眺め、仲睦まじい御夫妻の様子を拝見しながら、朝の草刈に出掛ける『夢屋農場長』でしたとさ。

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ひえひえもの

2019-06-17 03:48:25 | 転職

『夢屋農場長』の目に映る面(つら)

気になると言えば気になる。無視すれば無視できる。田面の段差で除草剤効果が出なかった条間が2~3列…『カルガモ隊長』は、今朝も田んぼに着水し、手を熊手にして掻きまくる。中干し作業(無効分けつを抑制する効果もある。)までなら、手で掻き取ることが出来るし、その後なら乾いた田面で朝露に濡れながら刈り取ることになる。どうせ気に掛かるなら、時間は十分あるのだからやっちゃおう(笑) その朝の成果は、着実に畦畔に積み上がる。(余り自慢できる光景ではありませんが…。)


生育順調…さて、イネとヒエの違いは?

「イヌビエ」は、条間に無数に出ているから素人でも区別できる。しかし、イネの株周りに出たヒエは見分けるのが厄介だ。ましてや「イヌタビエ」に至っては、ちょっと見、イネと見間違えてしまいます。それでも何となく分かる。イネの株のまとまりというか…長年の勘というヤツですかねぇ…どことなくイネにしては不自然な生え方をしている。そして決定打は「葉耳」ですかねぇ。イネは大人だから毛が生えている。一方、子どものイヌタビエには「葉耳」が無い。これなら素人でもすぐ分かる。(掻き取るときに、いちいち見てはおりませんけれどね^^;)イネの回りであっても、引っ張れば株が単体で抜けてくる…これが実態かなぁ。


旧知の『ジュンちゃん』のタマネギ…

FBで「タマネギ欲しい人、手を挙げて。」なんて投稿しているから、「は~い!」って手を挙げたら、わざわざ『サティアン』に持参してくれました。『ジュンちゃん』は、他校だけれど、1っこ上の先輩で、青年団の頃からのお知り合い。男のロマン、オジSUNたちの団結小屋である『第2サティアン』を笑うこと笑うこと…失礼な^^; 早速、オニオンスライスで仲間といただきましたよ。(ビール付きでね^^;)
さて、こうして日も暮れる。明日は、アスパラ畑の除草作業かな…。

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サティアン・テラス

2019-06-16 05:30:54 | 夢屋工房

『ジーコさん♀』は、一日寛いで行きましたけど…

台風並みの低気圧接近で、雨、風が…いや、それほどでもないなぁ。それなら今のうちにトウモロコシを定植しよう…これで水遣りの必要無し。(実に合理的^^;)田んぼの徘徊は、一日お休みし、降雨前の畑仕事に精を出す。それでも、仕事のオンとオフだけは使い分けたい。だって、全国的に土曜日なのだから^^;
そこで、2年間放置した『第2サティアン・テラス』の大掃除…キュウリの仕分けでオッカー達が使い始め、資材やら道具やらゴチャゴチャの状態。まずは、景色を眺めながらモーニングコーヒーを楽しむ場所の確保をと始めた途端に、『ジーコさん♀』がエサをねだりにやって来た。ドライフードをひと握り半…普段なら、満足して帰って行くのだが、今日は座布団(汚れないように裏返しております…農場長の知恵。)でまったりとくつろぎ始めました。少々、風が強くなり『雨除けハウス』のビニールが心配。三度同じ失敗は繰り返さない。マイカー線で天幕の膨らみを抑え、風対策だけはオン状態で取り組みましたが、サティアンに戻ると『ジーコさん♀』は、『夢屋農場長』の座椅子にしっかり座っている。「アンダ!この前、ウ〇コ残して行ったでしょう。苦労して洗ったんだから、退けっ!!!」座椅子を揺すっても動こうともしない。(どこかのオッカーのようだ!)はたけ落ちるほど傾けたら、ようやく諦めて、元の座布団(裏側)に戻りましたけど^^;


錆びて、底が抜けかけた薪ストーブですが

さて、ゴミは右から左に移動し、ストーブを取り出して久し振りに火を焚いてみました。(結構、素敵!)さっそく、友人である『ノロ社長』に連絡し、夕刻、オシャレにリニューアルしたテラスで、軽く一杯やる約束を取り付ける。『ジーコさん♀』は、まだ帰らない。朝ご飯の後は、お昼に猫缶ひと缶、夕方ドライフードひと握り半…今日は、どれだけ食べるか食べさせてみた。彼女のやせ細った肉体は、ようやく丸みを帯びて来たような気がする。『ノロ社長』の登場(ダックス『半三郎♂』同伴)で帰って行ったが、彼女も今日一日は子育てオフの日だったようであります。「ケンタぁ~!一杯やれ~!」「アカリく~ん!夕方の散歩に来ぉ~!」手あたり次第に若い衆を呼んで、『オジSUN』たちの、おバカな遊びに付き合わせるのであります。(会費無料だよぉ~。)
「良いだろう、この景色!(雨空で遠景は見えませんが…。)」『ケンタ』には見飽きた風景も『オジSUN』たちには、心和む風景…「俺は、都会の明かりが綺麗だと思うけど。」…「都会人のステータスだな^^;高層マンションから眺める夜景なんて、ひとつまみの人間のもの。田舎には田舎のステータスがある。若いなぁ『ケンタ』は。」都会への憧れなんて、遠い昔に忘れてしまいましたよ。むしろ、拡がる遠景に田舎の豊かさを感じるお年頃の『オジSUN』たちでありましたとさ^^;

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後ろ手

2019-06-15 03:58:22 | 転職

「セグロセキレイ」…今朝は水見でありますか?

毎朝、田んぼの水見をするだけと思いながら出掛けますが、今年は『田んぼの面(つら)』が悪い…条間が荒れております。ひとつは水中浮遊する「オモダカ」であり、こちらは水の通り道を中心に繁茂し、代掻き作業で段差が付き、水が上手く回らない箇所はヒエが繁茂している。昨年までなら、出勤時間が気になって放置するところですが、今年は自由人。所詮、田んぼ1枚か2枚の2、3列ですから、『田植え長靴』を履いて飛び込む『夢屋農場長』であります^^;
お隣りの田んぼにやって来たのは『セキレイ』…白いセキレイを「ハクセキレイ」と信じきっていた農場長でありますが、その色味から「セグロセキレイ」のようでありますなぁ…眺めている内に、歩く姿が後ろ手に腕を組んだ格好に見えてきた。農場長が水見する姿も、きっとこんな感じかも知れない。(それほどスマートでもないかぁ。)


あっと言う間に伸びる草

約2週間で、畦畔の草は元に戻り、また草刈りかねと思いつつ、今年は草刈鎌を片手に水見する農場長…厄介な「アシカキ」が田面に茎を伸ばした箇所を重点的に手刈りして、機械刈りを先延ばしにしようという魂胆でありますが、今時、草刈鎌で腰を屈めて草を刈る農家さんは、私と『アカリ君』くらいでしょうかねぇ^^;
「アゼムシロ」の花も咲き始めました。堀を埋め尽くす程に繁茂することから「ミゾカクシ」とも呼ばれますが、こちらは草丈も低く、あまり気にならない。むしろ、丸い花を半分に割ってしまったような咲き方の方が、目を楽しませてくれますよ。こうして朝を過ごし、畑作業へと移行する…農場内を一周し、本日の作業内容を決めますが、やはりその姿は、後ろ手姿でありますかねぇ^^;

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嫁探し…

2019-06-14 04:56:14 | 転職

『第2サティアン』前のキウイが満開です^^;

朝起きて田んぼを回り、水の具合を確認する。そろそろ分茎が始まり、イネの根元が膨らみ葉が広がっていく。そんな成長の過程を見ながら帰宅といきたいところですが、今年はやや異変が…イネとイネとの間(条間)に異生物が点々と顔を出している…「オモダカ」なる水田雑草。最終的には、イネの背丈より低い位置で成長が止まるので、ほとんど無視するのですが、今年の発生量は尋常ではない。やらなくても良いかと思いつつ、ついつい田植え長靴を履いて『カルガモ隊長』は、熊手除草を敢行する。(だから、慢性的な腰痛に悩まされる^^;)


朝の小一時間、10m程進んだだけでこの量!!!

毎年、畦畔沿いに少しは出ますけれど、この量はねぇ。昨年、少々手抜きでヒエにはやられましたけれど、オモダカはそれほどでもなかったのに…塊茎は土深くに有り、そして浮いて移動する。実に厄介な存在ではありますなぁ。水田全面という訳ではないので、しばらくの間、多いところを集中して除草すれば何とかなるでしょう^^;
さて、『第2サティアン』脇に植えた「キウイ」が今を盛りに満開でありますが…残念♂。雌木は、植えて3年位で枯死してしまいました。雄木だけが咲こり、独身貴族を貫いております。そろそろ、お嫁さんを探してやらないとなぁ…。

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カルガモ隊長

2019-06-13 03:46:21 | 転職

「カノコガ」の性行動観察が、今年のテーマ^^;

朝、田んぼの水見をしながら、30cmほどの条間を目で追う…今日はココとここ。除草剤を散布しているはずなのに、叩ききれていない場所がある。昨年は体調不良で放置した結果、イネの株よりヒエの密度の多い場所が多数生じてしまい、極端に収量を落としてしまいました。「何でかねぇ?除草剤散布にムラがあるのかしら?」色々考えた結果、下手な代掻きで圃場に段差が出来てしまい、上手に水を回しきれていない場所にヒエが集中していると結論づけました^^; 今年は、時間に余裕もあり足繁く水見に出掛けておりますが、やはり何箇所か気になる条間があります。こんな時は、自称『カルガモ隊長』の農場長が、田植え長靴を履いて田んぼに飛び込んでいく。手の指を熊手状にして、イネの株周りを手でかくのが一番であります。(大規模農家は、こんなことしていられない^^;)


今朝の成果…自慢できる内容ではないな^^;

手柄を上げた帰り道、廃れ始めた「ノイバラ」の葉先にハエ♂が多数…ブログネタにカメラに収めておりますと、黒い鹿の子模様の蛾が一匹…待ちわびていた「カノコガ♂」の初見であります。蝶と蛾の見分け方は、触覚の違い、葉に止まるとき翅を開くか閉じるか、昼型か夜型か?色々言われますけれど、蝶も蛾も同じ鱗翅目ですから、それぞれ混在しているのが実態です。蝶と分類されたもの以外は蛾であり、蛾でないものが蝶である…そんなところでありますなぁ^^;
カノコガは、朝方に性行動を繰り広げるようである…学生時代に興味を持って挑んだ性フェロモンに関する所見を観察を通して得ることが出来るかも知れない。子どものような生き物に対する興味が、また、フツフツと湧いて来ました。今年からは『自由人』…好きなだけ彼らを追うことができる。まぁ、分かったところで、世のため人のためにはならない研究成果ではありますが、『知る』ということは、人に大きな喜びや活力を与えるものではありますよ。

 

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余計な世話

2019-06-12 04:09:53 | 転職

あと一週間もすれば収穫できるかも^^;

「年寄、女、子どもの出る幕じゃない。」…男中心社会の決め台詞でありますが、『夢屋農園』の作物選択は『年寄・女・子ども』をターゲットにしております。どんなにエラぶっても財布を握っているのは女であり、食材の選択権は女性にある。(まぁ、この考え方も女性が料理をするものという男中心の考え方に支配されておりますけれどね^^;)3年前、スナップエンドウを売りきりました。新規就農の第一弾は、スナップエンドウと決めていたのですが、春先の育苗段階で稚苗がナメクジ被害に遭い、生育が大幅に遅れてしまいました。その遅れを取り戻すために播いた2度目のエンドウは、発芽間もなくネズミの食害に遭い、3度目のお年寄り向けの絹さや、スナップエンドウも防御策を講じたものの、気を抜いた一瞬の隙を突かれ食害されました。結局、花が咲いているのは、初めにナメクジの被害を受け、自宅玄関で体力の回復を待った第1回目のスナップエンドウです^^;
これまでの『夢屋農場長』ならば、計画通りに進まない事態に怒り、パニックを起こし、最後は放棄していたかも知れない。しかし、これで家族を支えなければという思いは、冷静に、また粘り強く4度もチャレンジしておりますよ。我ながら大人になったものよと思っておりますけれどね。
さて、キュウリは幼苗時の風折れ対策と果実の擦れを予防するために「防風ネット」を張り巡らせておりますが、「ナスも枝が風に揺すられると極端に実の着き方が悪くなる。」と友人であり、専業農家の『トシパン』から情報を得る。正直なところ初耳なのだが、畑作の師匠『ミチばぁ』に確認すると確かにそんな話があるらしい。急遽、ナス畑にも防風ネットを施行したいところですが何せ鋼管が無い。そんな時に降って湧いてきた話が『タロちゃ』の育苗ハウスの無償譲渡の話であります。「裏に鋼管もあるから必要なだけ持って行ってくれ。」天の救いのようなひと言であります。
無償と言っても、何がしかのお礼はしなければならないだろう。そんな風に考えていたら、裏の庭木が気になりだした…「手が動かないので、今年から雪囲いはしない。」そう語った『タロちゃ』の言葉を思い出し、お礼に秋口の雪囲いをさせていただけないだろうかと申し出てみました。「息子は、米ひと粒触らないし、庭木もいじらない。樹齢300年とも言われる赤木もあるのだが、息子の代に切ったとなれば息子も切なかろう。だから私の代でキリを付ける。」そう私の申し出は余計なお世話であった。私も私の代に庭木を切ると宣言している。まったく同じ内容である。趣味でもない庭木を意地だけで守っているのだから…息子にも意地があるなら別ですけれどね^^;

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中古上等^^;

2019-06-11 00:12:54 | 転職

厄介な水田畦畔雑草の「アシカキ」

前々日の雨は、まだ畑の土を濡らし、畝間の雑草も気になるところですが…こうして、毎年雑草に負けていく^^;
昨日『タロちゃ』に頂いた古いハウスビニール(天幕)を利用し、今朝から雨除けハウスに取り組んでおります。あらら、『タロちゃ』のハウスは、夢屋農園のハウスよりサイズがひと回り大きいようで、お手製のハウスがスッポリ覆われてしまいました。これなら「雨除けハウス」ではなく、立派なハウスであります。来年は、キュウリや蔬菜の早出しを画策しておりましたので、ありがたい限り…もう2度程、強風で天幕ビニールを破られた経験があるので、「ビニペット(ビニールの留め具)」を張り巡らせ、ハウスの間口は格子状に鋼管を布設する。今回ばかりは風で破られるようなヘマはしない。一日掛りでハウスを補強しました。入口付きのハウス…もう少し補強と補修が必要ですが立派なハウスが出来上がりました。そこそこに留め具は購入しましたが、市価の10分の1以下で組み上げることが出来たと思います。(中古だろうが何だろうが、そうそう経費を掛けてはいられないのであります^^;)


ノラ猫『ジーコさん♀』は寛いでおります^^;

生活応援トップバリューの猫缶が気に入ったのか、朝、昼、晩と『ジーコさん♀』は『第2サティアン・テラス』に訪れるようになりました。相変わらず「にゃ~♥」「シャーヽ(`Д´)ノ」を使い分けておりますけれどね。朝夕の訪問ならば半分、朝昼晩の出勤ならば3分の1ずつ…貧乏な『夢屋農場長』のおつまみ代金より、高額な餌をやる謂れはない。あくまで子育て支援とネズミ対策でしかなく、満腹はネズミ対策を鈍らせるだけだから決して満足させてはならないと支援量は制限しなければ…。
育児ストレスによる「円形脱毛症」と思われた頭頂部は、ケンカの古傷のようであります。猫なで声や足元に寄る姿、ましてや餌を食べている間は、身体を撫でさせるetc.彼女の有り様を観察していると、一度人間に飼われた経験があるのではないかと思えてくる。少々情が湧いてきた^^;
ハウスを組み上げた夕刻、ご近所のバアさん二人が『夢屋農園』を覗きにやって来た。親切な農機具屋『丸ちゃん』まで、「プロ並みだねぇ。」なんて褒めていく…「あのねぇ!アタシャ、前職は世を忍ぶ仮の姿…農学部出身なんですけれど。」などと一端の口を利くようになった農場長…いかん、いかん。自慢は結果を出してからにすべきでありますよ^^;(自戒!)

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