その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

バラの涙

2019-07-21 03:32:41 | 転職

敵も然る(猿)者、引っ掻く者

6月初旬に芳香を放ち、西洋ミツバチを魅了していた「ノイバラ」の花は、花頭が褐変し、次第に子房が膨らんでおります。訪れる昆虫も居なくなり、花の盛りを想い起こし、梅雨の涙を流す「ノイバラ」…彼女は、こうなると細かな棘で人の行く手を遮り、『通せんぼ』の意地悪を始めます。農地など有り余るほどでありますが、荒廃した農地は、こうしてさらに作り手を減らして行くのであります。水さえあれば、経営規模はいくらでも拡大できる。『夢屋農場長』が目を付けている規模拡大のための農地候補が2ヶ所ほどあるのですが、まずは、現在の圃場で確かな技術力を身に付け、作業の効率化を進めることが大事…野望の達成は、もう少し先延ばしすることにいたしましょう。


「AS級」(豊美)が出荷できるようになりました。

雨の土曜日…勤め人であれば週休を楽しみ、余暇でリフレッシュしたいところですが、一度成り出した「きゅうり畑」を、もう誰も止めることは出来ない^^;(完全週休2日制も当面見送りであります。それでも朝の収穫と出荷、夕方の収穫という作業時間だけにして、中間の休息時間は取るように心掛けてはおります。労務管理・健康管理も農場長の務めでありますから。)
今年は農場長の徹底した早取り指示で、S級のきゅうりが出荷出来るようになりました。21cm以上23cm未満…夕方18時に19cmほどのきゅうりが、20時で何cmまで成長しているか、午前0時ではどうか、翌朝6時では…少なくても半分は6時間で2.0cmほど成長しているようであります。S級とM級では、ひと箱50本当たり400円ほどの価格差であります。たかが400円、されど400円…2ヶ月間の価格差は、ジワジワと農場の体力を奪っていくはずであります。夜中に収穫作業を行うつもりはありませんが、きゅうりの性状を肌で感じながら、作業効率を考える…一端の『きゅうり農家』のような事を語り始める農場長でありましたとさ^^;

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シジマチック症候群

2019-07-20 05:03:56 | 転職

姉弟の集合写真もこれが最後かな?

小雨…一昨日、農場長の声掛けで起き、一日の作業手順を体感した『きゅうり部長兼長男ポン太郎君』は、昨日、5時半には自主的に起きていた。雨の日は、また違った仕事の組み立てが必要であるが、はそれが苦手…決められた手順は守れるが、変化への対応が難しい。「彼」と敢えて表現したが、勤め人時代から感じている今時の若者の態様のような気がする。自身の頭で考えようとしない、どこかで誰か(先達)の指示を待っている。『シジマチック症候群』…『夢屋農場長』は、そんな診断名を付けている。若者?失礼…大人たちもまた、自らの判断による失敗を恐れ、誰かの指示があったかの如く振舞う。決して若者に限った症状ではなく、社会全体が失敗を恐れる風潮に満ち溢れているのではないだろうか?
『子猫ちゃんず』も週明けには『ブチ♂』が、新たな飼い主の元に貰われていく。飼い主が居ることが、猫にとっての幸せと思い込んでいるオヤジ…親子の別れが…少々感傷的になっております。


『ノロ社長』の『半三郎』は満腹です。

『夢屋農園』の主力作物である「きゅうり」は、いとも簡単に5箱(250本)という当面の目標数量をクリアし、品質も「AS級」3箱、「BS級」1箱、「BM級」1箱という好結果の2日目でした。さらに、袋詰め(100本)1箱…合計350本の出荷が出来ました。『夢屋農場長』が着任し、ようやく生産農家らしい結果を出せるようになりましたが、ここからは、如何に樹勢を保ちながら病気を予防し、出荷期間を伸ばせるかという大きな課題が立ちふさがっております。ここからは、農場長も未経験…誰かが指示をしてくれる訳ではないのだ。自己責任の中で、樹勢を確認しながら、施肥や灌水を行っていかなければならない。「きゅうり農家」にとっての書き入れ時、休みやゆっくり眠るということが出来ない季節の始まりであります。
関東地方では、夏休みを迎えるこの週末…単価は、例年通り急激に落ち始め、さらに厳しい市況が予想されますが、生き残りを掛けた勝負の年…『子猫ちゃんず』の成長とともに、我が家の『きゅうり部長』の成長に期待する親バカの農場長でありましたとさ。

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まねぶ(学ぶ)

2019-07-19 02:46:53 | 転職

鯖白の『シロ♀』はキウイに木登り…

我が長男の不甲斐なさに怒り、オッカーの甘さに嫌気が差して『第2サティアン』にお泊りした『夢屋農場長』でありますが、優秀な教育者である野良猫『ジーコさん♀』は、遊ぶ『子猫ちゃんず』を黙って見守っている。今日は、朝から「木登り遊び」80cmほどの杭を登り、キウイの枝に飛びついて2mほどの枝先まで登って遊んでいる。姉弟の中では、一番の運動音痴と観察していた『クロ♂』でさえ、最近は大胸筋と上腕筋(猫の場合も、こういう呼び方で良いのだろうか?)が発達したようで、軽々と木に登るようになりました^^;
鯖白毛の『シロ』を「姉」と観察しているのは、「弟たち」の顔や身体を良く舐めてあげているから…もし、彼女の行動が雌猫特有の「母性」の発現であるとすれば、中々面白い発見であります。
姉弟たちは木に登り、頂上を極めては、1mほどの高さから頭から飛び降りる…そんなことを繰り返しながら遊んでおります。『ジーコさん♀』は、ただ眺めているだけ…深夜の『ジーコ'S ブートキャンプ(新兵訓練)』は、こんなことを繰り返しているに違いないと想像するのでありますが、腹を立てていただけでは子は成長しない。猫にまた子育てを学んでしまいましたよ。


ヒメジョオンにすがりつく「ヨモギエダシャク」

いわゆる『尺取虫』の歩行は、実に滑稽でありますが、着実に一歩一歩進んでいる。長男『ポン太郎君』は、軽い発達障害を持っているのではないか…正式な診断を得た訳ではないが、父はそう考えている。ふたつのことを同時に進めることが苦手であります。しかし、「きゅうり圃場」に灌水してから、きゅうりを収穫していたのでは、出荷時間に間に合わない。きゅうりを出荷してから灌水していたのでは、夏の日盛りにきゅうりの根に熱湯をかけるような行為である…何とかこのふたつの仕事を同時にさせないと、ひとりで管理は出来ないし、規模拡大も叶わないのであります。ここは『ジーコさん♀』を見習って、自発的な行動を促すよりも、仕事のタイムテーブルを示す(体感させる)ことが必要ではないかと考え直したところです。
朝5時半に声掛けして起こし、簡単なミーティング(朝茶の重要性を説く…身体を目覚めさせる。)をし、6時作業開始…水汲みを指示し、灌水しながらきゅうりの収穫作業をひとりでさせる。『農場長』が1時間30分ほど掛かったから、彼の場合は2時間は掛かるはずである。8時になったら収穫作業は一旦終了させよう…10時の出荷を目指して選果、箱詰め作業…一切、手は出さない。怒らない。その代わりポイントは要所、要所で声掛けする。
SA・SB・MA・MB各ひと箱ずつ…皆掛重量22kg。約8千円の売り上げ…恥ずかしながら、規格品4箱の出荷は、『夢屋農園』では新記録であります。重量オーバーの加工品向けきゅうりがまだ多過ぎる。上手く管理出来れば、5箱は出荷出来そうであります。そんな新たな目標を定めて、9月末まで園地を病気から守りきれるか…まだまだ、課題は残っておりますが、何とか2日めを乗り切った。(決して、オッカーには自慢しない…彼女も昨年、一生懸命、きゅうりについて勉強したことを私は知っているから…。)

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付加価値化

2019-07-18 05:09:40 | 転職

目の位置次第で『クマさん』が『コアラ』に…

『夢屋農園』の主力作物である「きゅうり」の初出荷(遅過ぎる…夏秋きゅうりは夏休み前が勝負である!)…『夢屋農場長』が就任して、初めての出荷であります。SA級(長さ21cm以上23cm未満、110g程度、曲がり1cm以内)の出荷を目指し、高価格帯を維持したいところですが、控え目な農場長はSB級と目利きした。
皆掛(かいがけ)重量5.5kgで3箱…7月16日の市場価格で、ひと箱2,100円、6,300円の売り上げでありますが、曲がりきゅうりで、袋詰めや加工用(10kg…70本、500円)で出荷していた昨年の状況からすれば、上々の滑り出しであります。
「皆掛」を「みながけ」と読み、M級がS級よりも高いと思い込んでいる素人に、「きゅうり」の成長スピードを体感させなければならない…9時頃ノコノコ起き出して作業を始める体たらくでは、『おまんま』の食い上げになることを叩き込まなければならないと前日ミーティングで説明したはずである…が、ルンルン気分で起きた社員に、農場長は遂にキレました。5mmの違いが300円の価格差となり、A級・B級でも200円の価格差が生じる。天から(農場長)お給料が働いた分だけ頂けると思い込んでいる『バカ社員』に大声を張り上げた!(一般企業ならクビであると説教したが、一般企業ならパワハラで逆に訴えられたかも^^;)


「ホソミドリウンカ」はほとんど害を与えません。

お天気と同じように熱くなった『農場長』は、加工用のナス(梵天丸)を調整し…(たった800円にしかならない作業である。)クールダウンのために旧知の職場に出掛け、『デコきゅうり』の営業。どうやっても『曲がったきゅうり』は出てしまう。1本6円程度の加工用きゅうりを『デコきゅうり』に変身させることで、付加価値をつけ、直売店に溢れるきゅうりと差別化を図る…そんな思いも『きゅうり部長兼長男ポン太郎君』には伝わらないのか…彼の変化を認めつつも、勝負どころ(夏秋きゅうりの高価格時期は、夏休み前までです。)で不甲斐ない『きゅうり部長』を見ていると腹が立ってしまうのであります。
営業先では、仕事ぶりが優秀な『恭子ちゃん』が、即座に反応し、『クマさんきゅうり』を『コアラ』にも変化させてくれました。また、旧知の看護婦さんは、そうめんに散りばめた『星型きゅうり』の画像を送ってくれました。反応とはこういうもの…仕事が出来る人とはこういう人(女性)たちを言う。ただ、盛り付けられた『変わったきゅうり』に喰らいつくだけの『男ども』では商売にならないのだ…そんな風に心をクールダウンさせた『夢屋農場長』であったが、頭に来たので昨夜は『第2サティアン』にお泊りした^^;

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選果作業

2019-07-17 05:53:37 | 転職

見上げた空は久しぶりに青かった。

早朝に田んぼの草刈りをして、用水路の末端を覗いたら久しぶりに「トノサマガエル」が…カメラを向けるとそれは、「ウシガエル」の子どもでした。最近「トノサマガエル」が中々見つかりません。
ふと他所様の畑にはオレンジ色の花が咲き、棚仕立てであることから『インゲンマメ』であるとは予想しましたが、鮮やかな色に誘われて無断侵入いたしました。李下に冠を正さず…とは言いますが、まだ盗むような生育状況でもなく、旧知の方の畑ですから許してもらえるでしょう^^;


アイディアで効率化を図る^^;

『夢屋農園』の主力作物である「きゅうり」が稔り始めました。21cm以上23cm未満 110g中心に50本のS箱、23cm以上25cm未満 130g中心のM箱…「きゅうり」の世界では、S箱の方が単価がよろしい。曲がりは1cm未満でAランク、2cm未満でBランク…当初は、SB箱を出荷して、収穫量が上がればSA箱を目指す。そんな目標を立てながら選果しますが、ベテランは目測でも凡その長さが分かるのでしょうが、新参者には2cm刻みが中々分からない。測定棒を作り、苗箱にカラーテープを施して『全人動』の選別器を作ってみました。苗箱の壁面を使えば、曲がりも確認できる…あとは重さだけですなぁ^^;
25cmのイエローラインを超えれば加工品行き…10kg500円の世界であります。朝収穫し、夕方覗かないと、あっという間に成長するきゅうり…『きゅうり部長ポン太郎君』は、遅寝遅起き…彼がスヤスヤ眠りについた頃には、きゅうりはイエローラインを超えている。久し振りに『夢屋農場長』の大目玉が飛び出しました。(ご近所さまの外聞など気にしていられない…イエローラインは、農業経営上のデッドラインなのですから。)
かなり、ショゲておりました(人はこれをパワハラと言う。)が、夕刻の反省会…お金を稼ぐと言うこと、作物のサイクルに人間が合わせた生活を送らなければならないことを説いてみました。さて、その結果はどうなることか…今後の行方を占う初出荷は本日であります。

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百姓’ズ・ハイ

2019-07-16 05:59:46 | 転職

朝起きて畑のパトロール^^;

田んぼの草刈りもしなければならないが、昨日、オッカーの実家へ行ったので、一日収穫されていない『梵天丸(漬物用ナス)』は、肥大化しておりました。ひと畝収穫しただけで、腰の『はけご(収穫籠)』がずっしりと重い。加工用の出荷はこれで良いと思いつつ、何か忘れているような気分…そうである!神社の祭典が終わり、今朝は6時から旗(幡)降ろし作業でありましたよ。収穫作業を止め、神社に向かいましたが、今年から幡の数を減らしたので、30分程度の労働奉仕で終わってしまいました。(お年寄りばかりになり、危険防止の措置であります。)
月曜日とは言え、全国共通の祝日…遅起きの世間様に迷惑を掛けてはいけないと、早朝の機械作業は控えておりますが、お隣りのオヤジが自宅裏の草刈りを始めてしまった…「農家が作業を控えているのに、何てやっちゃ!」と思いつつ、馬力の無い草刈り機を最大出力で煽るものだから、その音たるや、けたたましいこと甚だしい。「早朝から止めなよ。」と言いたいところですが、勤め人は休日のこんな時間がゴールデンタイムかと困惑しております。只々、「夢屋が朝から草刈り始めた!」と誤解を受けないように、「私は無実です。」という意味を込めて道路をアチコチ歩いている…道路端のトウモロコシから「ヤングコーン」を収穫してみたりしてね。(一丁前に甘く、トウモロコシの味がいたします。)


山形県山辺町の農村公園「かおりの広場」

北海道のラベンダー畑には遠く及びませんが、それなりに綺麗です。「目的地までの距離」(苦痛)<「期待感」(興味や喜び)といった不等式が成り立たないと中々行動出来ないもの…正直、姉の家に行く途中で見付けた『幡』だけの情報では行かなかったかも知れません。姪っ子がアルバイトしている。オッカーウケするだろうといった「期待値」が上回った結果、それなりの距離を運転してまで行くことにしました。苦痛を超えたところに、快感や恍惚感が現れる「ランナーズハイ」という現象があるとすれば、今の私は『百姓'ズハイ』状態ということが出来るかも知れない。草むしりに中腰姿勢、低収入etc.…数え上げれば、勤め人を選択した方が楽であったはずである。(ただし、人間関係というストレスは非常に大きかったけれど。)しかし、低収入をそれなりの稼ぎに転換すること、学生時代から追い求めていた昆虫たちの姿が身近にあることetc.…課題や興味が、むしろ、苦痛ではなく快楽に替わっている。かと言って、『きゅうり部長ポン太郎君』に強制労働をさせる訳にもいかない。収穫の喜びや当然、収益が、苦痛という二文字を上回るような体験をさせて上げなければならない。『夢屋農園』の主力作物である「きゅうり」も、そろそろ爆発の頃を迎えましたよ。

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幸福のシンボル

2019-07-15 04:02:12 | 転職

最近発見された『インスタ蠅』の画像は…

昨日、コルセットを巻いた『夢屋農園』の曲がりきゅうりは、見事なハート型になりました。我が家の家族が見守る中、生産者『きゅうり部長ポン太郎君』の「きゅうり入刀」…一同「おお~!!!」という歓声が湧き起る。(どこまでも、おめでたい家族であります^^:)「インスタ蠅ばえ、インスタ映え♪」農場長の怪しい音楽に合わせ、まずはお決まりの記念撮影…日頃から口うるさい長女『有季菜先生』さえ、『インスタ蠅音頭』に触発されて、部屋から余り切れを持ち出し、テーブルクロスを見立ててくれました。
三葉は「希望」「信仰」「愛情」の印とされ、さらに四葉のクローバーは「幸福のシンボル」と言われております。果たして、『夢屋農園』の幸福のシンボルとなってくれるでしょうか?大事なのはお味でありますが、さすが『オラだの農協』の推奨品種「豊美(ほうみ)」であります。もぎたては瑞々しく甘い…絶品です。


地元の伝統料理と思い込んでいる『鯨汁』

オッカーの実家、義理の父が退院し、お祝いに「餅」を搗いて食べさせた。(退院間もない年寄に、餅も如何なものかとは思うが、オヤジとの約束である^^;)療養中の姉を見舞い…え"~!姪っ子が『ラベンダー園』でアルバイトしている?オッカーウケを狙って足を延ばすと、突然現れた『髭オヤジ』に姪っ子は面食らっていた。営業妨害にならないように、ラベンダーソフトを三つ注文し、売上に貢献してまいりましたよ。夕刻は、新じゃがの試し掘りを兼ねて『鯨汁』を作ってみました。当然、新玉ねぎ、取り立ての絹さやも入れてね^^;
日頃からゴチになっている『ノロ社長』への返礼…さらに、この春、不幸にも火災に見舞われ、同じ集落に仮住まいしている『ノリダー』も呼んで景気づけ。「人間のお友達、鯨を食べるなんて野蛮!」そんな向きもあるかも知れませんが、内陸地方で新鮮な魚が手に入らなかった頃は、鯨の油の塩漬けは、貴重な動物油脂であり、タンパク源でありました。賞味期限が切れてしまえば、牛豚鶏をゴミ箱に捨ててしまう風潮より、大切な「いのち」を頂く食文化であると私は考えますけれどね…お味ですか?当然、『夢屋料理長』の腕に間違いはありません^^;

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売るということ

2019-07-14 06:10:43 | 転職

「おつまみ」は新鮮な野菜で…

これが農家の特権だよなぁ…もぎたてのスナップエンドウやトマトをおつまみに一日の疲れを癒す。やはり甘くて美味しいじゃないかと自画自賛しております。
7年間『取り立て屋』を経験し、色々な世界を学びました。そして、今は物を売る…『オラだの農協』の規格に従って出荷すれば、38円ほどの価格のきゅうり、曲がってしまえば5円であります。そんな「きゅうり」をせっせと作り、生活費を稼ぎ出す。高給冷遇の勤めを辞して、低給高遇の世界に飛び込んではみたものの失敗の連続であり、なかなか売上が伸びません。今年から始めた加工用の「なす」は、厳しい規格は無いものの、「へたを」取り仕上げて、ようやく1kg80円…小遣い稼ぎにはなるかも知れませんが、とても生活費には足りません。ましてや低温、日照不足で生産量が上がらない。少々、先行きに不安を覚えておりますが、農場長が弱音を吐いたのでは、兵隊(従業員)はもっと不安を覚えるだろう。何とか商品の差別化を図り、売れる品物を作らなければと考える農場長であります。


型取りをして、差別化を…

山菜、軟白ウルイ、アスパラガスetc.ご近所のスーパーにも出品し、売上は好調…ただし、これまた購買力に限界もあって、生活費が賄えません。これから最盛期を迎える夏野菜は、各農家さんの出品と必ず被るはずであり、商品の差別化で『夢屋農園』の地位を確立したいところですが…「きゅうり」はハート型や星型の型に入れて『キャラ弁』用に仕立ててみよう。「とまと」も強制的にハート型に(笑)
徹底したウケ狙い…品質と味で勝負するのが本来の姿なんですけれどねぇ。我が在所では「きゅうり」は、隣近所から貰えるものという認識しかありません。自家用野菜畑の余剰物が回ってくる。それを地元で売ろうと言うのだから…。最近通い始めた歯科医院では、歯科衛生士さんとして婦女子が多く、営業を兼ねて付け届けを欠かしません。ハーブ、ブルーベリー、スナップエンドウetc. 今度は『キャラきゅう』『キャラとまと』を持ち込んで見ますかねぇ。男どもはコメを作っていれば、何とか生活が出来た…防除歴には、米や果樹の薬剤が示してあっても野菜に関する薬剤の紹介すらない…そんな土地柄の中で、女、年寄の仕事とされてきた野菜作りで生計を立てる…ふふふ、どんなに男どもが威張っても、財布を握っているのは『おかぁちゃん』たちでありますから、どこまでも婦女子にウケる商品を開発していきますよ^^;

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直訴

2019-07-13 03:58:43 | 転職

おいおい、息苦しくないのかい?

朝「猫ちゃ~ん!」と声を掛けながら『第2サティアン・テラス』側から入室すると、野良猫『ジーコさん♀』は、「シャーッ!!!」と唸り声を上げて本丸から出て来ました。いつもとテンションの違う侵入者に敵と勘違いしたようであり、『夢屋農場長』と認めると「にぁ~ごぉ!」と餌をねだりました。(これが猫撫で声である^^;)
いつの間にか、どちらが家主なのか分からなくなって参りました。そして、育苗ハウスの中では、折角種を蒔いた「オカヒジキ」の畝がこんもりと盛り上がっております。猫が居るのに、まだ悪さをするとは…ドブネズミの悪さと思い込んでいる農場長が草むしりをしようとすると、いわゆる「猫ババ」…『ジーコさん♀』との『ウン付き合い』はこれで二度目であります。(レディの失態を暴露するのは失礼か^^;)
しかし、彼女はミルクとドライフードで軽く腹ごしらえをすると、ふらりと出掛け、今朝はスズメを捉えて来たのであります。(狩りに関しては天才的であります。)子どもたちに戦果を披露するや否や咥えて逃げ出したのは『クロ♂』…彼は運動音痴で臆病であると観察しておりますが、臆病者ではなく「慎重派」なのだと改めて感じます…野良で生き抜く力が一番あるのかもとも。(残念、彼だけ、まだ引き受け手が見つかりません。)小雨降る金曜日、『子猫ちゃんず』の行動は次第に大胆になり、『夢屋農場長』の前でも大胆に昼寝をするようになりました。


『農民一揆』の直訴状…転作確認カードです。

さて、いわゆる「減反廃止」の政府決定があったとしても、各県の調整目標があるから、以前と何ら変わらない。県によっては幾ばくかの再開を決定した所もあれば、山形県のように頑なに目標を定め、任意と言いつつ転作割り当ては何も変わらない所もある。農家個別補償という名の補助金が無くなったことくらいである。『夢屋農園』の稲作は、以前から赤字体質であるから、補助が出ようが出まいが影響がない。ただね、大規模な農家のみが優遇され、小規模農家は退場しろと言わんばかりの制度に腹を立てているだけであります。
毎年、この時期に行われる転作確認事務…「任意なんだから良いじゃない。」と言いたいところであるが、カードを掲げて確認することになる。雑草の生い茂った『自己保全管理』という名の耕作放棄地…草刈り程度は行いますけれど、条件が悪いから借り手がいない。大規模化を図って効率を高めるのは結構ですが、条件の良い場所だけを選択的に耕作して行ったら、中山間地の農業はどうなるのよと言いたくもなりますが…「日本の農業を守ります!」選挙の度に聞かされる公約でありますが、結局のところ、他人の金(税金)を右から左にバラ撒くだけじゃないですか。『転作確認カード』を直訴状にして訴えるべきところは何処なのでありましょうか?
明日の飯のことは考えていない『子猫ちゃんず』に聞いてもねぇ…「そんなとこ、にゃ~ご(ねえよ!)」ってがぁ(笑)

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ジャングル大帝

2019-07-12 06:12:22 | 転職

「獅子は我が子を千尋の谷に落とす。」

大胆不敵な野良猫『ジーコさん♀』一家は今日も元気…餌をねだり、そして、何処かへ子どもたちを連れて行く。『第2サティアン』は彼女たちに占領されてしまったが、キャットフードの袋を開けて、置きっ放しであるにも関わらず、決して荒らすことはしない。必ず戻って来ては餌をねだるところが素晴らしい!しかし、『子猫ちゃんず』は別格であり、物の位置が変わっている、あれ?必要な物がない…『夢屋農場長』の物忘れ症状が悪化したのか、いたずらして咥えていったのか良く分からない。元来、アバウトな性格だから気にしないけれどね。
好奇心旺盛な『シロ♀』とヤンチャな『ブチ♂』は、『第2サティアン』前の『夢田』の中で遊ぶようになりました。(中干し中なので水がありません。)カエルでも探しているのか、条間を飛ぶ蝶や蛾に飛びかかったりと遊びと一体となったお勉強に熱心であります^^;
しかし、イネの丈は彼らの視界を妨げるには十分な高さがあり、昨日は『シロ♀』が迷い込んでしまいました。こうなると『ジィジ農場長』は、こっちこっちと手を差し伸べてしまう。優秀な教育者『ジーコさん♀』が、『シロ♀』の鳴き声で探し出すことなど分かっているはずなのに…。


イネの下葉が褐変してきました。

最近は、8月始めの予防的防除で気にも止めなかった「いもち病」…水田の畦畔近くで発生し始めました。お隣りの『善助さん』の田んぼはどうだろう?『夢田』ほどではないけれども褐変が出ているようであります。健全な株には、今のところ拡がりは見られませんので、慌てることなく様子見をすることにいたしましょう。
今年は、日照不足が顕著であります。「薄皮丸ナス」が花を着けない。スイカの雌花が受粉しても、ポロリと落ちてしまう…各農家からそんな声が聞かれ始めました。寒い夏には、オロオロと歩きまくった「宮沢賢治」の「雨にも負けず」…経験と技術力が、まだまだ伴っておりませんが、何とか対応しなければねぇ。手塚治虫さんの「ジャングル大帝」とディズニーの「ライオンキング」って、似てるなぁなんて思っていたけれど気にしない…田んぼのブッシュに飛び込んだ『シロ♀』を見て、『オジSUN』はタイトルに迷わず「ジャングル大帝」をチョイスしましたけれど…何か?

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