その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

梅干爺さん

2019-08-02 03:36:59 | 転職

東北北部も梅雨明けし、夏本番であります。

雨には合羽を着る。風には防風ネットで対応。夏の暑さにも負けぬ丈夫な身体を持ち、欲をかき、怒ってばかり…宮沢賢治先生も理想の人間像を追い求めていたに違いない^^;
梅雨明けとともに、猛暑日…冷気漂うような梅雨空は、一体何だったのだろう?水筒の水を飲み干しても汗になるばかり…それでも、きゅうりは成り続けております。(少々、夏バテ気味で、獲り疲れ症状が出ておりますが^^;)
早朝に収穫し、箱詰め、袋詰め作業をして午前中の出荷(10時30分)、ひと息ついてスーパーへの出品野菜を収穫しているとお昼であります。茶の間のエアコンを入れ、ざるそばなど啜っておりますと、もう外には出たくない気分でありますが、お昼寝をして、3時30分から「きゅうり栽培の現地研修」…今まで、実績の出せない小規模農家でありましたが、今年は『夢屋農場長』が着任し、その指導の下で着実に成果を上げております。「春先までは、成果も無く、小さくなっていなければならなかったが、今年は一定の成果を上げているから、堂々と参加できるわなぁ!」と運転手兼きゅうり部長の長男『ポン太郎君』に声を掛ける。彼もまんざらでもなさそうであります。
講習会では、摘葉や湿害による根の損傷など…農場長が圃場を見て、指示してきた内容と符合する。ペーパー農業改良普及員資格も伊達じゃないと自負しているのでありますよ。


オヨヨ!茄子にも『ふたご』が発生しました。

ご近所のスーパーに商品を納品し、東京市場に出荷される「豊美」という品種のきゅうりを社長に自慢する。他の農家さんとは違って、緑色が濃く、曲がりのないきゅうり…「どうです?」
「夢屋さんは、何で仕事を辞めたの?もったいないと皆言っているよ!」と社長。
「こっつまらない仕事を辞め、自由を手に入れ、こんな立派なきゅうりが作れる。楽しくて仕様がないよ。」と返す私…不安を抱えながらの船出ではありましたが、何とか売上も伸び始め、もうひと息といったところですかねぇ。秋には、ビニールハウスを1棟増床し、来年は「施設抑制栽培」で収穫期間の長期化を図り、さらに収入を確保する。そのための準備として、育苗ハウスに試験栽培をしてみる。と、やるべきことが、まだまだあるある。『春夏冬』…秋が無いので、商い(飽きない)…やりたいことを、やりたいだけやっているのだから飽きる暇がない^^; そうそう、猛暑日に梅干(関東干し)の「土用干し」を始めた『梅干じいさん』も、また楽しい。

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怒り心頭

2019-08-01 05:27:10 | 転職

「モンキチョウ(紋黄蝶)」の紋はどこにある?

朝4時には目が覚めてブログを書いている。5時には『第2サティアン』に出勤し、自慢の『イレギュラーコーヒー』を嗜みながら時が来るのを待つ…余程のことが無い限り、住宅地で早朝から農業機械音を発するのはマナー違反かと控え目にしております。カメムシ対策として、出穂前には田んぼの畦畔の草刈りをする…朝の涼しい内に終わらせたいのではありますが^^;
『夢屋農園』の主力作物…「きゅうり」も繁茂する子蔓を整理(摘葉)した結果、生産量が少々減少しております。「ベト病」の斑点が気になりだし、積極的な摘葉を指示しているのではありますが…とにかく暑い!猛暑日が続き、日中の作業では身が持たないと考え、作業時間をスライドし、ヘッドライトを付けて夕刻の収穫作業を指示してみました。それでも毎日10時間…『きゅうり部長・長男ポン太郎君』は頑張っております。7月最後の選別を終え、オッカーがひと言「綺麗なきゅうりだわ!」ならば記念撮影をしておきましょう。お陰さまで7月半月で、今までにない収穫、売上を達成することが出来ました。


誰にでも出来るが、体力が続くかどうか?

『オラだの農協』の預金通帳に記帳して入金額を確認し、『きゅうり部長』に今月の給料は、初めて『事業主貸し』ではなく、売上金額(預金現金項目)から支払い出来ることを伝える。(一丁前に複式簿記をやってます。)『夢屋農場長』の手取までは届かないが、春先から膨らむ一方の『事業主貸し』が確実に縮小できるようであります…が!7月19日分の入金が無い。昨日、入金したはずの『生産組合』の預金通帳に、入金記帳がない!
オッカーによれば、昨日、「記帳が漏れていました。」と電話があったとのこと。「ふざけるな!!!」
窓口で「集落の公金だから入金を先に処理し、出金を後に処理し記帳してください。」と念を押したにも関わらずである…「金融担当の係長か課長を出せ!」怒り心頭に発する。窓口でタメ口をきく若手女子職員に、昨日「そう言った話し方は失礼じゃないか?」とやんわりとたしなめた結果がこれである。「明日、お邪魔して処理させて頂きます。」クレーム処理が遅過ぎる。「そんな上司の態度だから、職員の教育もなっていないのだ!」…これでは、最近流行のクレーマーである。が、金融部門を預かる者として、お金の入出金を怠っても許せるという体質が気に入らない。だから農協は信用出来ない。入金額の控除率もバラバラで何の説明すらない。こんな『どんぶり勘定』で、厳しい農業環境に立ち向かっていける訳がない。暑い日差しは、『夢屋農場長』の頭をさらにヒートアップさせたようであります。

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