gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

 ひとを愛せるには

2018-01-03 20:22:52 | 日記
 今日は箱根駅伝を見に行こうと張り切っていたが、出遅れてしまった。復路を比較的空いている隣の大磯町で見ようと思っていたが、疲れがたまっていたのか起きられなかった。

 今日一日はこの部屋のために使おうと、年賀状もメールも返事を出さずにいた。昨年末に洗濯しきれなかった布団カバーやらの洗濯、途中で終わっていた座布団カバーを縫い上げること等など、駅伝を見ながら自分のための時間を確保した。今日一日だけはと。

 お正月の2日、母が「自分は好きなことだけをしてきた。自分のことしか考えないで生きたきたことに気がついた。本当に人を愛したことがなかった」と話し出した。「父や祖母の介護もただ一緒に住んでいたから、義務でしただけで思いやりのある介護ではなかった。」「まっちゃんは強い子だと決め込んで、ほとんど愛情をかけてあげなかった」とも話した。「でも、この年ででもそれに気がつけたことはうれしい」と。

 確かにそれは、母のいうとおりかもしれない。その寂しさや不満が私を孤独にしたことは事実だ。それでも、母からその言葉を聞けるとは思わなかった。小規模多機能サービスの「馬渡さん家」で みなさんにとても大切にされていると感じたからだろうか。「みんな、いい人たちでよく面倒をみてくれるんだよ」「この年になっても人さまの役に立てるなんてうれしいね」とも話してくれる。

 「大事にされている」という実感が母を気づかせたのだろうか。「よかったね、大事なことに気が付けて。これから最期まで、人を大切に生きていければ、すばらしいことじゃない」と私はうれしくてそう答えた。母の口から聞ける言葉ではないと思っていたからだ。

 人は人生の最期まで可能性を持って生きていける。そして最期の一瞬でもやり直すことが出来ると思った。人を愛せるには、だれかの『愛』が必要だ。母を介護してくれる人たちの『愛』に感謝!

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする