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 寛容と忍耐と

2018-01-04 22:57:27 | 日記
 今日から仕事始めの方人が多いようだ。マンション前の通りも通勤の人が足早に歩いていた。空気は冷たいが風がなく穏やかな天気だ。

 神父様が年末にひかれた風邪をこじらされて入院となってしまった。クリスマスのミサなど寒い日も多かったからだろう。お見舞いには行けないので、教会に 早いご回復を お祈りに行った。私が交通事故で入院のときは病院へ、網膜はく離のときは教会で塗油とお聖体をお持ちくださった。せめて神父様がよくなられるまでは、教会にお祈りに行こうと決めた。

 カトリックの神父様は家電製品や家具のようなものはほとんど持っていない。下が事務所の司祭館というところに住んでおられる。どなたからか頂いたという自転車でコインランドリーに洗濯に行かれる。敷地の広い教会なので、隅の方にロープを張って洗濯物を干される。食事も信徒の方がお持ちしている。着るものもバザーなので手に入れることが多いと聞いた。今の神父様はアイルランドから来ている。どこに行きたいと希望で決まるわけでなく、ローマからのご指示だという。シスターも同じで、どこの赴任になるかはわからないそうだ。70歳を越えられた神父様は1年に1回アイルランドに帰られるが、昨年はもうこれが最後ではないかと、ご家族とお別れをしてきたという。

 なにかのCMで個性とは全てを捨てたときに、その人に残るものだろう と言っていた。神父様をみていると、残ったものは「寛容」と「忍耐強さ」だ。もちろん、ミサのことなので口論になることはあるらしいが。

 「寛容」と「忍耐」はだいぶ身に付いたような気がするが、やはりそれにはなにか確信がないと難しいのではないかと思う。2日もすればたいしたことではないと思えるような。なにも持たないと周囲がよく見えるのかもしれない。

 

 
コメント
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