今日は比較的過ごしやすかった。慶応義塾大学病院で網膜はく離後の定期健診だった。厚着をしていったので病院は暑いくらいだった。経過は良好だという。眼の病気は恐い。2時間半近くかかったので、帰宅するとぐんなりしていた。エネルギーを取られてしまうのだろう。
ふと、電車のなかで「恋文」という映画を思い出した。1985年くらいの作品ではないか。その後ドラマ化されたが、キャストは映画のほうがいいような気がする。直木賞を受賞した連城三紀彦の小説が原作で、映画の主人公萩原健一がモデルだという。ストーリーは
「美術教師の将一(萩原健一)と雑誌編集の仕事をする郷子(倍賞美津子)は、息子と3人で幸福に暮らしていた。そんなある日、将一がかつての恋人(高橋恵子)のところへ家出してしまう。女から白血病で余命いくばくもないと手紙で知らされた将一は、郷子と離婚し、女との残された日々を生きようと決意したのだ。病床の女に会って、女の過去を知った郷子は、将一と女のことを想い、夫に最後の恋文を手渡した。」
なんで思い出したのだろうか。この頃、自分が郷子のような女に思えるからだろうか。おそらく、当時もそんな風に感じた気がする。どんなことでもそうだったなぁ と思う。「奪うこと」ことが出来ず「与えること」を選んできた。
でも、それでいいのだろう。お菓子一つでも、私は先にとることができなかったのだから。
ふと、電車のなかで「恋文」という映画を思い出した。1985年くらいの作品ではないか。その後ドラマ化されたが、キャストは映画のほうがいいような気がする。直木賞を受賞した連城三紀彦の小説が原作で、映画の主人公萩原健一がモデルだという。ストーリーは
「美術教師の将一(萩原健一)と雑誌編集の仕事をする郷子(倍賞美津子)は、息子と3人で幸福に暮らしていた。そんなある日、将一がかつての恋人(高橋恵子)のところへ家出してしまう。女から白血病で余命いくばくもないと手紙で知らされた将一は、郷子と離婚し、女との残された日々を生きようと決意したのだ。病床の女に会って、女の過去を知った郷子は、将一と女のことを想い、夫に最後の恋文を手渡した。」
なんで思い出したのだろうか。この頃、自分が郷子のような女に思えるからだろうか。おそらく、当時もそんな風に感じた気がする。どんなことでもそうだったなぁ と思う。「奪うこと」ことが出来ず「与えること」を選んできた。
でも、それでいいのだろう。お菓子一つでも、私は先にとることができなかったのだから。