あっという間に日が暮れだした。一日、写真をプリントアウトしていた。なんでこんなに撮ったのだろうと思うが、サッカーは1チームが12人としてもできるだけ一人一枚は写真があるようにすると、二試合で24枚となるが失敗のほうが多いので70枚くらいは撮っている。1日に5チーム撮れば400枚近くになる。カメラを替えたのが2年前くらい、動くものを撮るにはなかなかいいカメラだ。だいぶ慣れたので、その瞬間その瞬間の戦いの顔や喜びの顔を撮ることができている。（と思う）
喜んでくださる方も多い。たくさんの写真を見ると、プレイの場面、場面を切りとっていくことになる。できるだけいい瞬間を とシャッターを押す。撮った写真を見ると、取材後疲れたのがわかる気がした。1日何時間も真剣勝負をしたら疲れると思った。それは静物でも同じかもしれない。どこをどの角度で切り取るかはおそらく一人ひとり違うだろう。
ＮＰＯの記事の写真は自分の写真を使うことが多い。おそらく撮りながらストーリーを考えているのだろう。他の方の写真も使える場合と使えない場合がある。使えないというかしっくりこないというのか、うまい下手ではない。感覚の問題だろう。風景の場合も、とてもすばらしい写真を頂くことがある。きちんとしすぎているというのか、なにか感情のない絵葉書のように感じることもある。たぶん、私の写真はゆるゆるなのだろう。うまい写真で、どこかあたたかい写真も頂くことがある。時々使わせていただいている。感性が近いのだろうか。
たかが写真、されど写真で、そのときの自分の気分をあらわしている気がする。最近はさびしい写真が多かった。「真」を写すというが、案外、撮る人の心かもしれない。犬や猫を飼えれば、可愛い写真が撮れるかもしれないなどと思うこの頃だ。（ねこちゃんはむずかいらしいが）オートでなく自分で絞りなどあわせて撮れるといいのだが・・・。老後の（今もそうだが）楽しみにしたいと思っているが、写真は奥が深そうだ。
