gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

母をひきずりながら

2019-07-13 18:54:07 | 日記

商店街までお中元の用で出かけた。傘に雨音がする。都会では傘に落ちる雨音は消えてしまうが、ここでは小さな雨音も聞こえる。午後からは雨になった。ものが整頓されると、掃除していないのが目立つ。今日は午前中はお掃除だった。でも、やはり土曜日にならないと掃除はしないのだ。普段の日はざっとざっとの掃除だ。そして、このうちは適当にちらかっている。母などが掃除すると、きちんと気持ちがいいのだが、わたしはそれが出来ない。

2日前くらいだろうか、TVでたけしのお母さんの話をやっていたのは。たけしのお兄さんの大さんが話をしていた。度々、その発言が話題を呼んだお母さんだが、たしかに波乱万丈の人生だ。でも、「教育が大事だ」と子供達をみな大学まで出したというのは、あの時代にすばらしいと思う。92歳で股関節脱臼のため手術をしたという。年齢を考えて周囲は反対したが、本人の強い希望だった。術後の痛みにも耐え、リハビリに励み見事に歩けるようになった。そして、あちこちへ出かけていたという。(このときは大さんと同居)その出先で転んで緊急入院。94歳のときだった。そして、また反対を押し切って手術をしたが、今度は痛みに勝てず、弱って亡くなってしまった。

通夜の様子なども放送された。手術は自分の足で歩いて他の子供達のところへ行くためだったという。放送では十分伝えられなかったのだろうが、最期まで子供達のために生きていた。その姿を今の若い人たちに伝えたくて、大さんは女子短大で学長として講義をしていたし、放送にふみきったという。

昨年の今日のぐろぐが「そして 母になった」だった。昨日、母が守っていた実家の解体が終わった。その写真が今日送られてきた。ああ、どんなに狭くてもあの家があったから私は好きに飛べたのかもしれない。もう、帰るところはどこにもない。なにか残すものを買おうと考えていた。弟がOkしてくれたら、一緒に入れる墓を宇治に買おうと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする