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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

窓越しの訪問者

2019-07-03 17:50:51 | 日記

九州鹿児島や宮崎の豪雨は激しそうだ。NHKの災害アプリで現地の様子も見られるようになった。どこまでが川でどこからが道なのかわからなくなっている。あっという間に押し寄せてくる水は恐怖だ。マンションでも地下の電気系統などが冠水すると生活ラインが不通になるという。まずは避難 が先決だ。どうか被害が大きくなりませんようにと朝から祈っている。

夕べは寝そびれてしまった。雨も気になった。朝、2階のカーテンを開けにいった。遮光のカーテンを開けるとレースのカーテン越しに、大家さんのベランダにねこちゃんがいる。にゃんということだ などとひとりしゃれを言いながらそっと覗くとこちらをうかがっている。カメラは1階だ。取ってくるまでいてくれるかな。ねこはベランダからこちらの屋根に飛び移りたいらしくじっと待っていて?くれた。カーテンの隙間から、窓越しで写真を撮った。

母が亡くなる5年くらい前だろうか、文京区の家の話をしてくれたのは。私は母は林町の家にはあまりいい思い出がないかと思っていたが、林町のうちはすきだったという。うちの前の家は、たしか印鑑屋さんだった と思う。ご夫婦と息子さんでやっていた。二人の息子さんがいて、当時は20代後半だったのではないだろうか。その息子さんとの話を母がしてくれた。朝、2階に上がって雨戸をあけると向こうのお宅でも雨戸を開けているという。それが上の息子さんで、目が合うと挨拶をしてくれたという。それが楽しみだったとか。家の近所はお風呂やさんに行くことが多く、けっこう遅い時間に母はうちで働いていた女の子とお風呂やさんに行ったという。そんなときに偶然、その息子さんに会うとうれしいような恥ずかしいようなだったそうだ。そんな思い出話をしてくれたことがあった。

田舎からお嫁に来て、慣れない土地で生活する中で、そんなささやかな楽しみがあったことを聞けて嬉しかった。うちは、隣はど派手なおばさまと耳の遠いおばあさんと息子さん、大家さん家も女系家族のようだ。窓越しの訪問者はにゃんこだった。また、きてくれるかな。

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