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父の思い出

2021-11-05 17:54:48 | 日記

今日は陶芸教室の日。教室はひこにゃんのいる彦根城の近く。修学旅行のバスが5台くらい止まっている。だいぶ彦根城もにぎやかになった。伊吹山の方から吹てくる風が冷たい。紅葉は色づき始めだ。

12月で陶芸も習い出して3年になる。あさドラのスカーレットが始まる少し前からだ。もともと陶器は祖父の道楽のせいもあって興味があった。ただ、この教室に「癒しの陶灯」と書かれていたが、陶芸を習おうと思ったきっかけだ。今は棒作りという土を棒のように長く丸めて積んでいく作り方ではなく、たたら作りという土を板状にして円柱や四角柱を作っていく方法で作っている。1回作っているが、ほぼはじめてに等しい。以前にも書いたが、先生は教えないし、違っていると「そうじゃない」と言われる。もう少し方針をもって指導してほしいなどと思っていた。

形ができると厚さなどを調整して削っていく。どの形の道具を使って削るのかまずわからない。同じようなものが10本もある。3本くらいやってみるとちょうどいいのがわかる。一事が万事初めてのことはそんなものだ。さすがにそれはまずいというときだけ「もう少し刃の太いのを使いなさい」とか教えてくれる。

こんな作品を作りたいというところから、作品作りがスタートする。私はほとんど食器は作らず陶灯が多い。(あまり食器造りは先生がいい顔をしない)今日は「下絵」を丁寧に書くことがまず大事だということに気付いた。わりと手早いのでさっさと書いていた。何でも丁寧を積み重ねないといい作品はできない。先生は今日言われた。「自分で気が付かないと何も身につかないから」と。

小うるさい先生の時も多いし、もう少し早く言ってよと思うことも多かった。ああ、でもどこか父のそばにいるような気がした。父はあまりうるさくなかったが、私を見守っていたのだなぁと思った。母はよく父の愚痴を言っていたが、「それでもねぇ、今思うと深い気持ちで見ていてくれた人だったと思うの。私にははっきりしない人だとしか思えなかったけど」と。

陶芸の先生に腹を立てる日も、やめたいと思う日もあるけど、なが~い気持ちで指導してくださるのだなぁと思った。朝ドラで自転車のりを習っていたなぁ。いろいろ教えてくれたのは父だった・・・、

コメント
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