夕方5時半ごろ外に出ると、寒くもなく月と金星が輝いていた。反対側の空は紅く燃えている。晩秋の夕暮れだ。
何もできなかった1日思うのがいやで、午前中に家事をきちんとすることにした。家のことができずに残っているとストレスがたまる。家のことがしたくて、NPOの仕事をやめたのにと。自己管理で進めなくてはいけない仕事もあり自由なようで難しい。少し働きに出ようかと思ったが、経済的に厳しくても最初に思ったようにのんびりすることにした。伊集院静の小説が心に残って次の本にはすぐにいけなかった。見るTV番組もないので、YouTubeでリラックス音楽でもと思った。
なにか違う音楽もいいかなと案内に出ていた安全地帯のライブを見ることにした。今やシルバーグレイの玉置浩二が男の色気ムンムンで歌っていた。この人は男にも女にも好かれるなぁなどと思い出していた。知らない若い人も多いのだろうなぁ。今、彼も63、4才だろう。高音から低音まで響く歌声で、歌がうまい。おそらく今ここまで歌える人はいないのではないか。
歌を聞いていて思った。若いころはファンとかではなく、ただ歌は好きだった。今聞くとその歌の持つ包容力がいい。こういう包容力がおばさんは欲しかったのかと改めて感じた。そいう人が好きなのだなぁ。たしかに!とひとり納得。
「今以上 それ以上愛されるまで あなたのその透きとおった瞳の中に・・・」 だったかな。本当の歌のこころを知っている人がすくなくなった気もする。