gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

たくましく生きて!

2021-11-22 18:16:03 | 日記

車窓から見える山々が墨絵のようだ。久しぶりのモノクロの世界だが、その所々に黄色や紅色の見える。日一日と山が衣替えをしていく山の木々。今日は雨、午後からは風も強くなりせっかくの紅葉も散ってしまいそうだ。急がなくちゃと予定を早めている。

昨日はごミサに出かける。ミサの準備をしているとこちらに来られる人がいる。軽やかなあしどりだ。近くに来られて、この教会の神父様だ!わからなかった。「神父さま、お若くなりましたね!」と思わず言ってしまった。うれしかったのか「あらほんと!うれしいわ。トホホホホ」だった。私は知っているのです、そのわけを・・・。でも、私は貝になります。

どんな状況からもひとは「あい」があれば元気になれるのだろう。昨日、「青天を衝く」を見ていて、栄一の悲しみに涙した。最愛の妻を失うということはどんなにつらいことか。

キリスト教を描いた小説で、最愛の人を(これは実は許されぬ関係の人)戦火で失いそうになる時、「どうかこの人を助けて下さい。私の不信仰を改め、これからはひたすら神の道を歩きますから、どうかどうかこの人を助けてください」と祈ったという。(神学者の間では問題視された小説)その後、彼女は信仰の道を一心に歩んだというが、この相手の人も助かっていたという。神は許されぬ関係さえも信仰のためにお使いになると遠藤周作さんが評していた。この話は余談だが、どうか私の命と代えてくださいというセリフはわかる気がする。この人の命が助かるならば何もいらないと思うだろう。

昨夜はそんなことを考えた。週末にこちらに来られる8/20にご主人を亡くなられた奥さまがお手紙に「夫が訪ねたところのパンフレットを見ながら、忙しいだけでなくこんな時間も持っていてくれたのだと思うと嬉しくなりました」と書かれていた。胸にジーンときた。少しずつこころが癒されていきますように。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする