昨年から国立博物館で開催中の『北京故宮博物院200選展』に行って来た。
話題の清明上河図の陳列は1月24日までで、観て来たのはレプリカだが、これがどうしてどうして、大変な迫力。複製品の気安さか飽かず眺めて大いに堪能した。技術というか芸術的極地というよりも、時代を大衆をそれも夥しい生態を描いて、圧倒的なバイタリティを後世に残したところに価値があるのだろう。
書もよかった。中国は日本の文化の恩人との思いが素直に込み上げてくる。もうこれは動かしようのな事実であり、勝負になり得ない。
であるのに現代中国は、なぜにあんなに小さいのか。大きく構えられないのか。その思いがふっと浮かんだのだった。
同博物館のHPには「1089ブログ」がリンクされており大いに理解が進む。