ニューオリンズのGHBジャズ・ファウンデーションから待望のCDが届いた。『 HYMNS & SPIRITUALS 』
約50年前、ジャズにドップリ浸かっていた頃、苦労してやっと手に入れたLP「the At Vespers 」 に瓜二つのCDケース。嬉しいね。
いまや絶滅種のニューオリーンズ・ジャズ。今のジャズ・メンによる半世紀前と同じ賛美歌集CD。船便で届いた外箱を開けて目にしたデザインに、「味なことを」とニヤリ。自分を取り巻く空気が、あの学生時代に一瞬に返ったね。
時代は、グループ・サウンズ一色の時代。どこへ行ってもテケテケの国籍不明の同音同曲のバンドばかり。
だから、かえって、大人のダンパー(今でもこういう言い方するかな?)によく呼ばれた。
毎年末には盛り場のホールに出向いちゃバイト稼ぎをしたものだった。銀座の風月堂も常連。
ちなみに我らがバンドの名前は、カウント・オブ・ディキシー。
(ニューオリーンズで発行されているクラブ雑誌『ジャゾロジー』)
日本のニューオリは西高東低。いまでも神戸には、ライブが賑わいをみせ、2次会3次会の大人の夜に彩を添えている。羨ましい。東京は、ジャズ喫茶自体が息絶え絶えというのに。
昔の仲間は、そろそろリタイアに入ってきた。なら、爺さんバンドでもやる気になってみるのも悪くはないか。