太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

チーズワンタン

2011-10-03 11:56:15 | 食べ物とか
むかぁーしむかしのことじゃったぁ。

シロというおなごがおってな

このおなご、世にも珍しい食べ物を作るといって、村中に名が知れておったのじゃ・・・・




今の夫と結婚してから、
私が料理をするとなると、なぜか天から料理の神様が降りてきて、
とんでもないシロモノをたくさんこの世に送り出してきた。


思いつきで「おから」を入れたために、
食べても食べても喉がかわく、砂漠ケーキだとか。

混ぜて焼くだけの、なんとかミックスですら、なぜか変なものができた。

これでも、最初の結婚時代はまともに作っていたのだ(説得力ないけど)
自分で料理上手とすら思っていた時代があったのだ(証明できないけど)


さて




どうか料理の神様が、ハワイまでついてきませんように、と念じつつ

おそるおそる作ってみたのが↓これ


チーズワンタン

家族で多国籍料理レストランに行ったとき、こんなふうなのを前菜に頼んで
それがとても美味しかったので。

ワンタンの皮に、ゴートチーズをくるんで揚げるだけ(誰か「それだけ?」って言った?)


レストランでは、中華のフルーツソースを使っていたけど、家にあったスイートチリソースにしたら、
私はこっちのほうが好きだ。


スイートチリソースとゴートチーズ


ゴートチーズは、日本にいた頃は食べたことがなかったけれど、こちらではポピュラーで、
ちょっと癖のある風味が、チーズ好きにはたまらない。

このワンタンが非常に家族に好評だったので、
ひよこ豆をクリーム状にしたもの(ハマス)に、カレー味をつけたものとか、
アボガドをクリーム状にしたもの(ワカモレ)などを中身にして作ってみたりしたが、
やっぱりシンプルが一番だった。


料理の神様は、どうやら今のところはおいでになっていないようだ。
くわばらくわばら・・・・


オペラ座の怪人

2011-10-03 11:32:31 | 日記
コミュニティカレッジのシアターで、「オペラ座の怪人」の舞台を観た。



7月に発売のチケットは、すぐに売り切れたらしい。
日本にいた頃、親友とこの映画を観にいったことを思い出す。



開演前




幕間の休憩。シアターの入り口で、グラスワインが飛ぶように売れる



若い頃は、舞台ものはどちらかというと苦手だった。
ある劇団に入れ込んでいる友人に連れられて、いくつか観たけれど、
演劇に入り込めずに醒めている自分がいて、
「歌わないで普通にしゃべればいいのに」などと思ってみていた。

だから今回も、それほど期待はしないで出かけた。


でも実際には、最初から最後まで感動しきりで、
最後は全員がスタンディングオベーションする中で、私は涙まで流していた。

これは歳のせい?
いやいや、舞台がよかったからだ。そうに違いない、そうにきまっている。


最後に役者全員が出てきて挨拶するカーテンコールは、ほんとうに感動的だった。


死んだ人も、憎まれた人も、憎んだ人も、
みんなが最高の笑顔で挨拶をする。


私たちの人生も、きっとこんなふうになっている。


憎んだ人も、愛した人も、みんなみんなこの人生限りの役柄でしかなく、
人生が終わった時、こうやって、
「あんたの憎まれ役、最高だったよ」なんて言って
よもやま話をするのだろう。


私は舞台のカーテンコールに拍手喝采しながら、
自分の人生のカーテンコールを思い描いていた。