太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

タトゥ

2011-10-11 10:59:58 | 日記
日本では、タトゥ=刺青=よろしからぬ行いの人達 という方程式がまだ根強いと思う。

夫も彫ってあるため、日本ではプールに行くことができなかった。
(立ち寄り温泉は、笑顔倍増でイイガイジンを強調しつつ入っていた)




ハワイでは、肌の露出が多いせいもあるのか、かなりの確率でタトゥを彫った人を見かける。

ピアスの穴もあけられない私は、タトゥなんか全然関係がない世界の住人で

さすがに悪い行いの人とは思わないものの、やっぱり刺青という言葉のイメージからなかなか抜け切れない。



それでも、生まれた子供の足型と名前を背中に彫る女性たちがいて、

かわいい足型が3人分ついた背中など、ほほえましい気持ちになることもある。



その中で、私のタトゥ観を変える人達がいた。



ハワイアンの方達。



この男性、正面はもっとぎっしり、というぐらいに彫ってある。

日本人や、白人の人達が彫るタトゥとは、何か全然違う。

格好がいいから彫っているというのではなく、ものすごく自然で、

体の一部になっていて、生まれたときからあったんじゃないかと思うぐらい似合う。

美しくて、神聖ささえ感じる。



と、感動していたのだが、

このまえ郵便局に行ったら、前に並んだハワイアンの女性の脚に


これにそっくりなタトゥが彫ってあった。

最初、子供がサインペンで落書きしたのかと思った。

ラフでフランクでカジュアルでいいんだけど・・・もうちょっと、あの、デザインていうか、

こう、なんとかならなかったんだろうかなぁ。残念だ。(勝手に残念がって失礼)



なんちゃって和菓子

2011-10-11 10:25:17 | 食べ物とか
こちらで食べるものは、なんでも美味しくいただける私ではあるが、

むしょうに食べたくなるものに、和菓子さつまいものてんぷらがある。

さつまいもは普通に手に入るので、買ってきて揚げればいい。

でも、塩豆大福とか、みたらしだんごとか、みそまんじゅうなどは、アラモワナまで行けばあるけれど、

思い立ってすぐに買えるものではない。


妹の嫁ぎ先が和菓子屋で、かなり美味しい和菓子を食べてきた私は、和菓子に関してだけは舌が肥えてしまい、

ハワイでよくある、なんちゃって和菓子じゃダメだとわかっていたのに、

ある時、どうしてもどうしても今、大福が食べたい状況になり、箱に美味しそうな大福の写真がある大福もどきを買ってしまった。

なんちゃってでもいい、お餅とあんこがあれば文句はいいません、と思って食べたら・・



プールの味がした・・・・・



消毒剤っていうの、キッチンハイターみたいな。

あぁ私がバカだった。


餅の文化は結構根付いていて、日本でいう「すあま」(甘いお餅)とか、お餅でアイスを包んだ餅アイスはある。

だけど塩豆大福が食べたい!(しつこい)


数年前ハワイに来た時に、虎屋の羊羹をパーティで出したら、在住の日本人が我先に自分の分を取りよけて、

ホイルに包んで、これは冷凍して大事に食べるんだと言った彼らの気持ちが、今よくわかる。

日本にいた頃は、虎屋の羊羹は甘すぎて見向きもしなかったのに。


そんな私に、夫の母がこんなものをくれた。



ミーティングに行ったら、同僚の、そのまた生徒の、そのまた友達からまわってきた京都の和菓子だそうな。

日本人なら好きだろうから、と言う 愛のリレー  が心に沁みるじゃないか。


あっというまに完食したところに、

日本から来た友人がお土産に信玄餅をくれた。



これは私のクロゼットの奥にしまって(かなり意地汚い)、毎日大事に食べるのだ。