ハーブチキン

夫は毎日、お弁当を持ってゆく。

アメリカ人のお弁当は、ものすごくラクチンだ。

たとえばピーナッツバターのサンドイッチに、りんご、それでOK。



日本に住んでいた頃、数回お弁当を作ったことがあるのだが（たった数回かぃ・・）

ランチタイムに外国人の同僚が、夫のお弁当を見て「記念日か」と聞いたという。

卵焼きと、豚肉で野菜を巻いて煮付けたものと（前日の残り物）、ブロッコリーという程度の、

お料理上手な奥さんに鼻で笑われるようなものでも、

おかずが一杯盛り付けられているように見えて、スゴイらしい。



いくら日本食が好きという夫でも、毎日そういうお弁当は食べたくないだろうし（私も面倒だし）、

かといって、ピーナッツバターというのも、私の日本人としてのプライドが傷つく。
（一応、プライドはあるらしい）



そこで試しに作ってみたハーブチキン。



これが夫に大ヒット！

まとめて作れば、それにブロッコリーやサラダ、りんごを付けて、数日分のお弁当ができる。

毎日同じような（いや、ような、じゃなくて同じ）お弁当で飽きないのかと聞くと、

飽きないらしい。


さすがに作る私が飽きるので、照り焼きにしたり、目先を変えてハンバーグにしてみたり、

それでも同じものが数日続いて問題ないというのは、ありがたい話である。




庭に植えると孔雀に食べられるので、鉢植えにしたローズマリー


〔ハーブチキン〕

●鶏肉をタッパーに並べ、クレイジーソルトや普通の塩コショウを振ったあと、

スライスしたニンニク、たまねぎのスライス、ローズマリー、セロリの葉で表面を覆う。


●オリーブオイルを上からかける。ラップで表面にぴっちり蓋をしてから、タッパーの蓋を閉める。


●３時間～１晩ぐらい冷蔵庫に入れておく。


●ニンニクやたまねぎなどを全部取り除いて、油を引かないフライパンで焼く。

木々

朝、だいたい１時間ぐらいかけて近所をウォーキングする。

このあたりは坂が多くて、なかなかいい運動になる。

空が晴れたまま雨が降ることも多いので、傘は欠かせない。



傘を持ってまでも行きたい、そのワケは、

いつも会う、名前も知らない人達との挨拶や、軽い会話、いつもの犬、

そして、いつもの樹たち。






ハワイで、私が圧倒される自然の一つが、樹である。


とにかく、迫力がある。

のびのびと根を張り、思う存分に枝を伸ばし、これでもかと葉を茂らせ、

大判振る舞いに花や実をつけて、堂々としている。


樹の幹に触れると、深呼吸をしているのが感じられそうなぐらい、生命力にみなぎっている。

なんともいえぬ良い香りが辺り一面に広がり、呼吸するたびに体の細胞にまで染みわたる。



ちょっとした心配ごとを打ち明ける時もある（ただの変人）

樹は、ただサワサワとそこに立っているだけだけれど、

心の荷が、少しだけ軽くなる（ような気がしないでもない）



この木なんの木♪というテレビのCMで有名になった、モンキーポッドも、普通に街路樹として生きている。




気候がいいせいか、樹も芝生も、すごい勢いで成長する。

いつもどこかで、芝を刈る機械の音がする。


庭の樹

夫の両親が２５年前に植えた５０センチほどの苗が、こんな巨木に・・・





ちょっと気になるかわいい花