子供の頃、夕方になると「オーーーー・・」という、多くの人の声が重なった音が、どこからともなく聞こえてきた。
それは、家から1キロほど離れた場所にある高校の、応援団の人達の発声練習が風に乗って聞こえてきたのだったが、
子供心に、それは気味の悪い、聞くと不安になる音だった。
理由もなく怖いものが、誰にでもあるのではないだろうか。
私が怖いものは、足が届かない深さの水と急勾配の上り坂である。
海は好きでよく行くけれど、遠浅の海に限られる。
シュノーケルは、ライフジャケットを着て、ボディボードを持って、更に誰かについていてもらって
やっとおそるおそるやる程度。(重装備すぎてみっともないったらない)
海底の映像を見たり、ダイビングする人を見ると憧れるが、
マウイ島でシュノーケルをした時、ボートから海に飛び込んだら、足の下はただ青い青い水が
果てもなく広がっていて、胃をぎゅうーっと絞られるような恐怖感に襲われた。
溺れたこともないのに、理由もなくひたすら怖い。
急勾配の坂は、何度も同じ夢をみた。
車を運転しながら、あまりの勾配に、車の前輪が浮き上がってそのまま逆さまに落ちるのではないかと
ビクビクしていると、ついに前輪が浮き上がった・・という所で目が覚める。
過去世のどこかで体験した恐怖の記憶を、今世でも持ち続けているという話を聞いたことがある。
催眠退行で、その元となる体験を思い出すと、今の恐怖が消えるらしいのだけど。
私は虫が嫌いだが、怖いのとは違う。
嫌いと怖いは、違う。
リスが怖いという人がいた。
リンゴを前歯でかじったときの感触が怖くてたまらない、という人もいた。
リンゴをかじる想像をするだけで、寒気がするのだそうだ。
鳥全般が怖い人もいた。
海で溺れて、坂からころげおちた人生があったのかなーと想像しつつ、
急勾配の坂のある家を見るたびに、海でうっかり深い場所まで行ってしまうたびに、
胃をぎゅーッと絞られるような恐怖を味わっている。
それは、家から1キロほど離れた場所にある高校の、応援団の人達の発声練習が風に乗って聞こえてきたのだったが、
子供心に、それは気味の悪い、聞くと不安になる音だった。
理由もなく怖いものが、誰にでもあるのではないだろうか。
私が怖いものは、足が届かない深さの水と急勾配の上り坂である。
海は好きでよく行くけれど、遠浅の海に限られる。
シュノーケルは、ライフジャケットを着て、ボディボードを持って、更に誰かについていてもらって
やっとおそるおそるやる程度。(重装備すぎてみっともないったらない)
海底の映像を見たり、ダイビングする人を見ると憧れるが、
マウイ島でシュノーケルをした時、ボートから海に飛び込んだら、足の下はただ青い青い水が
果てもなく広がっていて、胃をぎゅうーっと絞られるような恐怖感に襲われた。
溺れたこともないのに、理由もなくひたすら怖い。
急勾配の坂は、何度も同じ夢をみた。
車を運転しながら、あまりの勾配に、車の前輪が浮き上がってそのまま逆さまに落ちるのではないかと
ビクビクしていると、ついに前輪が浮き上がった・・という所で目が覚める。
過去世のどこかで体験した恐怖の記憶を、今世でも持ち続けているという話を聞いたことがある。
催眠退行で、その元となる体験を思い出すと、今の恐怖が消えるらしいのだけど。
私は虫が嫌いだが、怖いのとは違う。
嫌いと怖いは、違う。
リスが怖いという人がいた。
リンゴを前歯でかじったときの感触が怖くてたまらない、という人もいた。
リンゴをかじる想像をするだけで、寒気がするのだそうだ。
鳥全般が怖い人もいた。
海で溺れて、坂からころげおちた人生があったのかなーと想像しつつ、
急勾配の坂のある家を見るたびに、海でうっかり深い場所まで行ってしまうたびに、
胃をぎゅーッと絞られるような恐怖を味わっている。