太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

日本語の勉強

2017-05-23 09:18:36 | 英語とか日本語の話
夫が、日本語を磨きたいので協力してくれという。

夫が話せる日本語は、かなり限られている。

長い文章は無理で、単語をいくつか並べるぐらい。

助詞の「はにをて」は相当難しいようで、新しい単語を仕入れても、文章にはできない。

それでも、日本語で話している内容は、なんとなーくではあるがわかるようにはなってきた。

私は猫達に日本語と英語と両方で話しかけているが、どっちでもわかっているような感じなので

ちょうど猫達の理解程度かなと失礼なことを思っている。



日本のテレビ番組で、日本に住む白人のガイジンが自転車で日本中を巡るのを紹介しており、

それを見ていた夫が激しい嫉妬に駆られた。

「ボクも日本語 プラプラ ほしいーー!!」

あの、それ、ペラペラの間違いでは・・・・??


この擬態語のオノマトペも難しいらしい。

電話で話していて、今夜の夕飯は何にするかという話のときに夫が

「オナカ ペコペコ」

と日本語で言ったので、ボリュームのあるものにしようと買い物していったら

実は パンパン の間違いだったということもあった。




さて、嫉妬に駆られた夫は、日本の歌をCDで聴きながら、何と歌っているか聞き取ろうとしている。

歌をじっくり聴く夫がおもむろに



「シシャモ・・・???」


いや、誰もシシャモなんて言っていませんが。


「タマゴ・・・・アイス・・・オワリ・・・キムチ???」


それも全ーーー然当たっていませんけど。



夫が日本語を忘れてしまうと、私の両親とまったく会話ができなくなってしまうし、

なにより私も寂しいので、日本語をキープするための協力は惜しまないつもりではあるのだが

けっこう疲れる。

その言語を使わない環境で、言語を習得することの難しさ。

世の中には語学のセンスがある人がいて、そういう人たちは5ヶ国語でも使い分ける。

私や夫は、まったくそのセンスがないほうのグループで、

もう固まって、空洞が出来始めたんじゃないかという脳に鞭打っての悪あがき。

お互いに相手の歩みの遅さに呆れつつ、でも根気よく協力しあっていこうと思っているのである。






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