太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ペーパーダイング

2018-02-18 14:13:40 | 絵とか、いろいろ
コラージュに使う、紙を染めるワークショップがあった。

本来は昨年の2月にやる予定だったが、メンターであるスーザンが癌になり、

無期延期したまま、ついに6月にスーザンは帰らぬ人となったのだった。

癌の進行が速かったので、スーザンは後継者を決める間がなかった。

コラージュを広めているのはスーザンだけであり、スーザンの元に集まった私たちが解散してしまえば

コラージュは消えてなくなってしまうことだろう。

そんなことになったら、スーザンは化けて出るに違いなく、紆余曲折の結果、

ペギーが引き受けてくれることになった。


染料を揃え、大量の紙(3000枚近く)を用意し、油絵の具とテレピン油をあらかじめ混ぜたものをつくり、

場所をおさえ、人々に告知し、その作業を思うと、ペギーに感謝せずにいられない。


私たちがいつも使うワークショップの部屋は、ホオマルヒアボタニカルガーデンの中にある。

ここはスーザンが大好きだった場所で、スーザンの遺骨を撒いた場所でもある。

私たちは、ワークショップの前にスーザンの散骨をした場所に行き、ジャスミンのレイを置いてスーザンに話しかけた。

誰よりもコラージュを愛してやまないスーザンは、必ずこの場に一緒にいるに違いない。





参加者は20人。

4つのテーブルで、青系、黄色系、赤系、緑系の色を染めてゆく。




ランチはポットラック(持ち寄り)。

スーザンはいつも豆腐のサラダを作ってきてくれて、それが美味しかったよねと話に花が咲く。



今回染めた紙。

ラッピングに使うティッシュペーパーを、染料と、油絵の具とテレピン油を混ぜたものを浮かせて染める。

どれひとつとして同じ色、柄のものはない。

庭とガレージで丸2日乾かす。

もっと自分の時間があったらいいのに。

フルタイムで働きながらだと、アートにかける時間もエネルギーも限られてくる。

だからといって、仕事を辞めても、きっとだらだらとしてしまい、できることは今とそれほど変わらないかもしれない。

ま、今のところ、仕事を辞める勇気もなし。









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