太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

誤算

2018-02-19 15:48:19 | 日記
バケツどころか浴槽をひっくり返したような雨が降った。

雨が多いこの地域でも、1日中降りこめることはあまりないのだけれど、前の晩から翌日いっぱい

よくこんな水が空にあったもんだと思うほど降り続いた。

普通の雨なら、我が家の窓は1年中開けたままだが、豪雨となると閉めざるをえない。

で、窓を閉めたまま、シャワーを浴びると隣の寝室の窓が曇る。

というのも、寝室とバスルームがある2階は理屈上ワンルームになっているからだ。

設計段階では、バスルームは完全に独立した部屋になっていたが、

バスルームと寝室の間の壁を作っているとき、夫が、


「この壁、天井までなくたってよくない?」


と言い出した。

壁の上の部分が素通しだったら、バスルームに湿気がこもりにくくていい、というのだ。

それはすばらしい考えだと、誰もが思った。

私だって、そう思った。

それで、一応壁はあるが、寝室とバスルームはワンルーム的な部屋になった。




バスルームの壁の上のほうが素通しになっていて、赤い矢印の反対側が、




青い矢印になる。

上に積んである箱は、デコレーションのつもり。

壁の下はクロゼットになっていて、洗ってからしまってある服や、革靴や、ベルト類がすぐにカビ臭くなる。

湿気の多い地域だから仕方がないと思っていたのだけれど、シャワーのあと、

窓という窓がびっしょりと濡れているのを見て、これはバスルームの湿気がみんな寝室に流れているのでは、

と気づいた。

ええ、3年たって。

(遅すぎる、って声が・・・・・)


それはあながち間違っているともいえないと思う。

シャワーを使いながら、もうもうと湯気が隣に流れてゆく。

窓を開けてあれば多少はいいだろうが、それでも尋常ならぬ湿気がクロゼットに忍び込む。

そりゃ、カビるわ。



これは誤算。

確かにバスルームに湿気はこもらないが、なんでこんなことに気づかなんだ。

地団駄ふんでも、後の祭り。

雨が降るときは天井扇をまわしてお茶を濁すしかないのである。









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