太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

新しいものは気分が上がる

2020-05-14 10:50:44 | 日記
冷蔵庫を、替えた。
義両親が冷蔵庫を新調するにあたり、それまで使っていた冷蔵庫を貰い受けることにしたのだ。
義両親が今まで使っていた冷蔵庫は壊れたのではなく、
「もっとアイスをたくさん作れるほうがいい」という理由だったから、捨てるのも忍びない。

私たちの冷蔵庫は、この家を建てた時に購入したものだから6年になる。
アメリカにしては、すごく小さいサイズ。
というのも、この家は書類と図面の上では『遊戯室』ということになっており、
フルサイズのキッチンを作れなかったから。
キッチンをフルサイズにすると、誰かに貸して家賃を取る可能性がでてくるとかで、
税金が半端なく上がってしまうらしい。
だから、アイスを作るためのパイプも壁に付けられないし、ツードアのシンプルな冷蔵庫にしたのだ。

6年間ありがとう、古い冷蔵庫。

冷蔵庫を替えるなど思いもしなかったが、そうなってみると、いろいろと不便なことがあることに気づいた。
霜とり機能ぽいものが勝手に作動して、冷凍庫内にあるものが、溶けた氷でがちがちになる。
定期的に固いもので氷の塊を粉砕しないと、どんどん氷がたまる。
野菜や果物を入れる引き出しが、小さい。

新しい冷蔵庫が来るのは嬉しいけれど、壊れてもいない冷蔵庫を手放すのは心が痛む。
車を買い替えるとき、次の車の話を車の中でしないほうがいいというが、
私はそれにまったく同感である。
まだ別れてもいないのに、次の恋人候補の話をされたら傷つくのと同じ。
だから夫の車を替えるときに、私は夫に次の車の話を車内ですることを固く禁じた。
古い冷蔵庫の中身を出して、中をきれいに掃除しつつ、
「6年間、毎日しっかり冷やしてくれてありがとう」
と声をかけた。

新しい(おさがりだけど)冷蔵庫

アイスメーカーを使うなら、水道からパイプを引っ張る工事をすればいいのだけれど、
氷を作って容器にあける、という今までのやり方で不都合はないし、
この冷蔵庫が作る三日月型の氷もあまり好きじゃないので、アイスメーカーは飾り。
容量は2倍近く大きくなったように思う。
それが冷蔵庫でも、新しい何かは気分を上げてくれる。


冷蔵庫を配送してくれる人たちが、朝8時半から9時の間に来ることになっていて、
彼らは8時40分にやってきた。
この日最初の配送先だったのもあるとしても、ハワイもなかなかちゃんとやるようになってきたじゃないか。