太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

お宅拝見のたのしみ

2020-05-15 10:39:23 | 日記
私は、家の間取り図を眺めるのが好きだ。
私だったらここを寝室にして、ここはこうして、と想像するのが楽しい。
雑誌に載っている、誰かの家を見るのも好き。
フォーカスしているテーブルの上のものより、その背景のほうを眺めてしまう。
家に招かれるのも好き。
特に、この辺りは1度に住宅地として出来上がったので、家の間取りのパターンが
3つぐらいしかない。
隣家のブライアンちと、向かいの家は、我が家とほとんど同じ間取り。
同じ間取りなのに、キャビネットの色や家具の配置でまったく違う印象になるのが興味深い。
どの家も、外壁を塗り替えたり屋根を替えたり、我が家のように頻繁にリノベーションを繰り返して、同じ間取りの家とは思えなくなっているけど。


楽しいネット記事を見つけた。
カリフォルニアに住む、5歳の双子がいる30代のカップルが、RV車を改装して住んでいる。
子供が生まれて、賃貸のアパートに住み始めてすぐに、このままでは一向に貯金なんかできないと気づき、RV車で暮らすことを思いついた。
まずは車を置く場所を探した。
静かで、子供を遊ばせるのに充分な広さで、家庭菜園ができる場所。
何か所も見て回り、条件に見合ったところを探して、RV車を購入し、
そして二人で、6週間かけて改装した。

改装前

改装後

なんだか素敵じゃないか?
グレイと白でまとめたインテリアは、スペースの狭さをカバーするし、
居心地よさそう。
写真の手前側にベッドルームとバスルームがある。
ベッドルームは双子が使い、カップルは右側のソファベッドを引き出して眠る。

キッチン

カウンターに2槽のシンクを作った。

バスルーム

スタンドシャワーがあり、トイレがある。
RV車の中のバスルームとは思えない雰囲気。



左側の壁際に収納があり、テレビと暖炉もある。
暖炉・・・・・RV車に暖炉・・・・・どうやって??
彼らはこの車で旅行することは考えておらず、あくまでも固定した家だという。


眺めていて、わくわくする。
双子たちはこの家が大好きなのだというのもわかる。
家というより、基地みたいだもの。
カップルも30代と若いし、子供も小さいし、今だからできる生活形態を楽しんでいて、素敵だなぁと思う。

驚いたのはコスト。
RV車が19000ドル(200万円ぐらい)、改装費が6000ドル(65万ぐらい)。
ハワイだったら、中古だって200万じゃRV車は買えない。
自分たちで改装したにしても、どうやったら65万円でできるんだろう。
床貼り替えて、カーテンつけて、シンク作って、照明つけて・・・
クイーンサイズのベッドを双子が使っているけれど、
うちのクイーンサイズのマットレスは 40万円 した。
アメリカ本土は、ハワイとは物価が全然違うのだ。
昨日など、やっとトイレットペーパーが普通に買えるようになったので、
6個入りを2パック買ったら、3000円以上した。
慣れたけど、改めて溜息が出る。