太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

月賦という日本語

2020-11-06 12:13:15 | 英語とか日本語の話
シュートメが、大統領選挙にピリピリしている。
4年前、トランプ氏が勝った時、シュートメは怒りに任せて近所のトランプ氏を応援する立札を引っこ抜いたほど、あの人が嫌いなのだ。
今日で3日目、いまだ結果出ず。
シュートメはどの州で誰に何票、というメモを取りながらテレビにくぎ付け。

どっちになったって、どうせ上手くいくさ

私はなんの根拠もないがそう思っている。
それは夫も同じみたいで、ニュースも見ないという非国民。




先日、ハワイ在住の日本人が職場にみえて、日本語を話せるチャンス!と軽く話をした。
買ったものを、月々に分けて支払うというのを説明するのに、

「月賦」

と言ったら、二十代と思われるその人はポカンとしている。
私だって、もう月賦などという言葉は使わないのはわかっているし、
もっとなにか違う言葉があるのはわかるが、どうしてもでてこない。
仕方がないので、「いっぺんじゃなくて毎月払うやりかた」で、ようやく通じた。

そのあと、友人にテキストしてみた。

「月賦・・・・!久しぶりに聞いたワ・・・分割払いっていうよね、リボ払いとかもあるし」

そうそう、それ!分割払い!
リボ払いの意味がわからんけども。


毎日欠かさず読書はしてるし、ブログだって書いているのに、それでも容赦なく忘却していく単語の数々。
漢字だって、読みはともかく、書くとなったらどれだけ書けるのか想像するだに恐ろしい。

毎日仕事をしていたときは、職場にみえる日本からの旅行者と会話する機会もあった。
丁寧語や謙譲語は、いきなりだと言葉がもつれるけど、それでも話す機会がないよりマシ。
この7か月あまり、ロックダウンで日本人の友人とも会えず、
ロックダウン解除後も、多忙な友人とはなかなか会えず、
普段日本語を話すのは猫だけ。

猫相手に使う言葉など知れている。
「かわいいねえ」「ご飯食べたの?」「外行く?」「なにペロペロしてんのよぅ」
そんなもんだ。

そしてここが大事なところなんだが、
日本語が衰退したぶん、英語が伸びたというのではけしてない、という現実。
出てくる日本語は古い単語で、英語も頭打ち。
どうすりゃいいのーと言いつつ、何の手も打たずダラダラしている私は
この先ほんとにどうなっていくのであろうか。






一人のランチ

2020-11-06 09:17:55 | 日記
この私が、1か月で3キロ体重を減らした。
ちなみに夫は既に10キロ減量している。
私の場合、特別なことをしたのではなく、やっていたことをやめただけだ。
それは

・一切れの羊羹

・夕食後のおせんべい

・小麦粉

あとは、野菜とタンパク質をしっかりとって、夕食をキモチ控えめにする。


ウォーキングのあと、さっと掃除をしたらシャワーを浴びる。
さっぱりしたところで、丁寧に濃いコーヒーを淹れる。
そのコーヒーとともに食べる、一切れの羊羹が私の楽しみだった。
もともと、洋菓子より和菓子派。
油も小麦粉も使ってないし、羊羹ならいいよね、という思いがあった。
週末、日本食スーパーに行けば必ず、大福餅を買った。
ケーキを食べるよりいいよね、という言い訳つき。
確かに油と砂糖のお菓子よりはいいだろうが、いくら一切れでも毎日日課のように食べるのは、
めっきり代謝が落ちているお年頃にはキツイかもしれない。

夕食後のおせんべいも同じ。
クッキーよりはいいというだけ。
そしてこれらはすべて習慣なのだ。
それを食べることを、私の舌が覚えていて、なんとなく食べたい気がしてくるだけだ。


ジーンズが引っ掛かって履きにくくなり、白いパンツの下で尻の肉がもりもりと醜く成長しているのを見て、さすがに危機感をもつ。
ゆとりのある服を買えば済む話でも、そのあと歯止めがきかなくなりそうで
その勇気もない。


食べかけの羊羹を、冷凍庫の奥に放り込んだ。
食品庫の中にあったおせんべいを、人にあげた。
朝はコーヒーを単体でゆっくり楽しむ。
日本食スーパーで、意志の力をもって大福餅の横を通り過ぎる。
すべては習慣だ。


2キロほど落ちた時点で、歩くときに太もも同士がこすりあう感じがしなくなり、
引っ掛かっていたジーンズが普通に入るようになった。
そうなってくると、食べたい欲求に、洋服が入るようになった喜びが追いついて来る。


そんな私の一人のランチ。

エッグサラダトースト

パンは、発芽した小麦でできたエゼキエルブレッド。(エゼキエルブレッドの記事はコチラ
エゼキエルブレッドは冷凍なので、トーストしたほうが美味しい。
いつもはシナモンレーズン味だが、普通のを買ってみたら、古い家壁みたいな味がした。
これは食べきれないかも、と思いつつ、食べ物を無駄にしたくないので食べ続けていたら、その独特の味が癖になった。
ほろ苦いマーマレードをつけても美味しいけど、最近はこのエッグサラダがお気に入りだ。

日曜日に、1週間ぶんのゆで卵を作っておく。
夫のランチに1個、私のランチに1個。
キューピーマヨネーズであえたゆで卵は、飽きない。
サンドウィッチの具で、私が1番好きなものだ。

フルーツヨーグルト

エッグサラダトーストの代わりに、
ボウルいっぱいのプレーンヨーグルトに、パパイヤやパイナップル、バナナをてんこもりにしたのを食べる日もある。


羊羹と大福、おせんべいと小麦をやめたら、あとは妄想力。
おなかがすいたなと思ったら、「あー今、余分な脂肪が燃えている!」
めらめらと燃える脂肪を想像する。
空腹でおなかが鳴ったら、「あー、めっちゃくちゃ燃えちゃってる!!」
ゴウゴウと燃え盛る脂肪を想像する。
ひとしきり喜んだら、少しだけナッツなんかをつまみ、水を飲む。


目標まで、あと500グラム。
達成したら、冷凍庫の羊羹を出してきて、少しだけ切って食べよう。