太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

いまさら驚かない

2020-11-29 11:32:58 | 日記
サンクスギビングデーの翌日は、ブラックフライデー。
そこかしこで開催されるセールを目当てに、大勢の人たちが繰り出して
店の売り上げが黒字になることから、ブラックフライデーといわれる。
通常は、日付が変わるとともにオープンする店もあったりして、人気の店には列ができる。
それが、今年はコロナウィルスのために、バーチャルセールをやるところが殆どだ。

ブラックフライデーのビーチ

風が強く、マンオブウォー(かつおのえぼし)がウヨウヨ。
さすがに泳ぐ気にはなれずに、散歩だけする。


さて、今日は銀行に行った話。



3か月近く前に、普通口座の名義に私を加えた。
当座預金は私と夫の連名で、普通預金は義両親と夫のみ。
というのも、夫が日本に住んでいる間に発生する支払いを、義両親に代理でやってもらう必要があったことから、
普通預金の名義に義両親を加えたのだ。

ハワイに戻ってきて、二人の連名で新たに当座預金を開設したはいいが、
普通預金に私の名前を加えるには、4人全員が揃って銀行に出向かねばならない。
義両親は多忙で、平日に4人が顔をそろえて銀行に行くなど無理な話で、
そんなこんなで10年が過ぎていった。

そこへきて、パンデミック。

義両親はリタイアしていて、私も仕事がないから、夫が休みの土曜日に4人で出かけたのだ。
やたらと明るい銀行員のデボラが、さらさらっと手続きをしてくれて、
ものの3分で終了。

「OK,これで全部完璧に終了ね!キャッシュカードと小切手は、2週間以内に届くと思うわ!」

私の名前の入ったキャッシュカードは翌週に届いたが、小切手が来ない。
アメリカ本土で印刷するらしいから、ちょっと時間がかかるのかもしれない。

が、1か月。
そして2か月。

のんびりの夫も、「遅すぎない?」と言い出した。
3か月になろうというとき、夫が銀行に電話をしたら、5分以上保留されてしまい、諦めた。
それで今日、銀行に行ってみたのだ。

何か月も小切手帳を待ってるんだが、どうなってるのかと窓口で聞くと
コンピューターで調べていた銀行員が言った。

「小切手帳がオーダーされた形跡が見つからないんですけど・・・」

「I knew it!(やっぱり)」

思わず、そう言ってしまったのには訳がある。
10年前に当座を開設した際に、キャッシュカードも作ったのだけれど、
待てど暮らせど届かない。
問い合わせてみると、キャッシュカードなどオーダーされていなかった。
その上、キャッシュカードと当座をリンクさせるように頼んだのに、
やっと届いたカードを使うと、普通預金とリンクしていた・・・
めんどくさいので、そのまま使っている。


一応、ハワイで1番の銀行である。
なにが1番なんだ。
いい加減さでか。
明るいだけの銀行員デボラは、名前をズボラに替えたほうがいい。

ハワイのすごいところは、100%向こうの手落ちでも、それほど悪びれない。
「あれぇ、なんでかなぁー、あはは」
ぐらいのノリ。
日本人は、へりくだりすぎる。
もっとテケトーで生きてゆけるのだ。

今さら驚かないけど、
懲りずに信じて3か月も待っていた、私の気長さに呆れる。