太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ふくらはぎが痩せた話

2022-11-08 08:21:15 | 美容とか
自分の足がコンプレックスになったのは、二十歳を過ぎてからだ。
高校を卒業するまでは、足のことなど気にしたこともなかった。
美大時代は、ズルズルと長いスカートばかりはいていたからか、考えたこともなかった。
地元に戻りローカルテレビ局に就職したとき、私はまともな服を持っていなかったので、引き続きズルズルのスカートで仕事をしていた。
ある時、ホテルで局員の送別会があり、パンプスの一つも持っていないことにさすがの私も考えるところがあり、それを境に少しずつまともな服を揃えるようになった。

姉のおさがりの膝丈のスカートをはいて出勤した私に、若手の男アナウンサーのキタジマが言った言葉を私は忘れない。

「どうした!その足!」

ズルズルのスカートの中で私のふくらはぎが肥大化していたことに、初めて気づいたのはその時だ。
キタジマのその一言で、ふくらはぎは私のコンプレックスになった。
運動は苦手なのに、運動選手のようにふくらはぎが固く、足全体の形が悪い。
ペタンコしか履かなかったのを、少しヒールのある靴をはき、スカートの丈は、ゆめゆめふくらはぎの真ん中などにならないよう気を付けた。
ダイエットをしても、足が痩せる頃には上半身は骨皮になってしまう。
脚痩せの本も買ったが、ふくらはぎは相変わらず子持ちししゃも。


そんな私の足が、痩せたのである。前置きが長かったが、今日はそんな話。



ふらりと立ち寄ったYouTubeで見た、足が太いのは脂肪ではなく、老廃物である、という衝撃の事実。
そうか、これは老廃物だったのか。
それから、私はそこで紹介されていたリンパマッサージを毎日やった。
夕食後、テレビを観ながら、シェバターを塗って足裏からマッサージ。
足の甲の、足指の骨に沿ってマッサージ。
膝裏を念入りに押して、リンパを流れやすくしてから、内側のくるぶしをまあるくマッサージし、そのまま脛の骨の内側に親指を入れながら膝まで押し上げる。
骨の際には老廃物が溜まりやすいそうで、指で押し上げるとき、指の腹にプチプチという感触がある。
外側のくるぶしもマッサージして、脛の骨の外側も指で押しあげる。
ふくらはぎは、強く揉んではいけないらしい。
柔らかくしておくと、老廃物が流れてゆく。
だから、マッサージのあとは、ふくらはぎを軽く持って揺らすだけでいい。

これを始めて、3か月ぐらいで効果がでてきた。
コツコツができない私が、もう10か月も続けているのは効果が目に見えるからである。
最近は、太もものリンパも流すようになって、太ももにきっちり隙間もある。
私は職場で8時間立っているので、毎日老廃物を排除する必要があるのだと思う。

ふくらはぎにグッと力を入れると、子持ちししゃものなれの果てがまだあるけれど、スカートの丈を気にせず履けるようになった。
なにかをやるのに遅すぎるということはないのである。