太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

私はプロだ、と思ったこと

2022-11-28 09:28:45 | 日記
職場の、売り場の商品棚の下には在庫品が置いてある。
そこからローションの入っている箱を出そうとして、手を差し入れたら、巨大なせせらぎがいた。

 注)せせらぎとは「ゴ」のつく虫のこと。書きたくないのでせせらぎと呼ぶ

職場はジャングルみたいな中にあり、常時開け放しで、いろんな生き物が出入り自由。
せせらぎは土の中に巣があるから、見つけて駆除したところで焼け石に水である。
食べ物関係だけは倉庫の中に保管しているが、収まり切れない他のものはコンテナ箱に入れて棚の下においてある。


そのとき大変なことが起きた。
その巨大なせせらぎが、あろうことか私の腕を這ったのだ。
6本の脚が手の甲を這う、その感触・・・・・・
しかし私は、声ひとつあげなかった。まわりにお客様がいたからである。
私が忌み嫌う、あの虫が手を這ったのは、忘れもしない30年ほど前、日本でリサイクルゴミの当番をしていたとき以来である。
誰かが出した空き缶の袋の中から出てきたせせらぎが、私のゴム手袋の中に入ってしまった。
私も、一緒に当番をしていた人もパニック、阿鼻叫喚。

お客様がいるところでは、絶対にそんなことは許されない。
たとえアレが手を這おうとも、何もなかったかのように澄ましていなければならない。
私は澄ましてその場を離れ、早足でキッチンに行き(ドアの手前では走っていた)すごい勢いで手を洗った。

ハワイに来て、接客業について10年余り。
私もプロになったものだと感慨深い。








ウォーキング再開

2022-11-28 09:09:58 | 日記
朝のウォーキングを再開した。
フランスに行く前にコロナに罹ってからだから、半年以上も歩いていない。
こういう習慣は、いったんやめると再開するきっかけがないとズルズルと怠慢になってしまう。
きっかけになったのは、体重増加と来年の健康診断というわかりやすい理由。
年末は何かと食べる機会が多くて、その気休めでもある。

6時20分ごろ、夫を見送りがてら歩き出す。
冬はこの時間だとまだ暗く、東の空がかろうじて薄明るくみえる。
どのコースで歩こうか、坂を下りながら考える。私には3つコースがあって、気分によって歩き分けている。
5分ほどかけて坂を下るところまでは同じ。
広大な敷地に連立する、戸建てスタイルのコンドミニアムの周囲を1周するのが一つ。
南側の、庶民的な住宅地を歩くのが二つ目。
北側の、高級ぽい住宅地が三つ目。
どのコースも、だいたい40分ほどかかる。

今日は南側の住宅地コースにした。
家々の窓から見えるクリスマスツリーや、外の飾りつけを眺めるのは楽しい。
コーヒーの香ばしい香りや、ベーコンを焼く香りが漂ってくる。
すれ違うウォーキングする人が、挨拶をしてくる。
ゴミ箱を表に出しに来たオジサンが、挨拶をしてくる。
「珍しいね!しばらく見ないから引っ越しちゃったのかと思ったよ」
いつも声を掛けてくれた、建設業をやっている人が言う。
「ただの怠慢。また歩き始めるよ」
心にポっと灯が灯って暖かくなる。

家に戻る5分の上り坂は、それほどきつくなかった。
歩き始めた頃、坂の終わりごろには足が重だるくなったものだけど、まだ足はこの坂を覚えていた模様。
帰宅すると7時。
身体がぽかぽかして、汗ばんでいる。
明日も歩こう。