太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

キャロットケーキ

2011-10-27 08:51:58 | 食べ物とか


かなりしっとり、甘さ控えめのキャロットケーキ


お店で食べるケーキ類は、想像×2倍の甘さで、一切れを食べきれない。

やさしい甘さで、しかもちょっぴりヘルシーな感じのするものが食べたいと思って焼いてみた。

人に教えてもらったレシピを、多少アレンジ。

ただ材料をくるくる混ぜて焼くだけの、ほんとに簡単なのに、噛むほどに味わいがある。

はずせない中身は、クルミを刻んだもの。

私の場合、ドライフルーツのほかに、生姜の砂糖漬け を刻んでいれる。

スパイス類は入れたほうが、にんじん臭さがなくなって、独特の風味が増すと思う。




朝食や、お弁当のデザートに、夕食あとの、ちょっと甘いものがつまみたいときに、

なくなると、

「もうアレないの?」

と聞かれる、今のところ我が家でヒットのお菓子になっている。



キャロットケーキ

〔20cm四方のバット1枚分〕



にんじん  中ぐらいのもの1.5~2本

卵 2個

サラダ油 100ml

ヨーグルト 110ml

ブラウンシュガー 90g

小麦粉 250g

ベーキングパウダー 小さじ1

オールスパイス、 シナモン 少々

くるみ

クランベリーやアプリコット、レーズンなどお好みのドライフルーツ



1.オーブンを180度にあたためておく

2.にんじんは、荒いおろしがねでおろす(私はチーズ用のおろし器を使っています)
  普通のおろしがねだと、水分が出すぎてしまう。

3.卵、オイル、ヨーグルト、砂糖、スパイスを混ぜ、小麦粉とベーキングパウダーを合わせる。
  刻んだクルミ、ドライフルーツを加えて混ぜる。


4.クッキングシートを敷いた型に流しいれ、180℃で25~30分焼く。




このヨーグルトの量だと、もっちりとした感触。

もっと量を減らすと、ケーキっぽくなるかも。









単位

2011-10-26 10:44:03 | 日記
ハワイに来たばかりの頃は、日本と違うさまざまな単位に慣れるのに苦労した。


メートル と マイル

摂氏 と 華氏

グラム と ポンド・オンス


慣れるのに苦労した理由は、 いちいち自分の知っている単位に換算しようとしたから である。

気温が華氏77度だったら、それは摂氏25度なんだなとか、

1ポンドが16オンスで、およそ454グラムなんだなとか。


これではいつまでたっても、よくわからないままなのだ。

だから、それをやめた。



メートルも摂氏もグラムも、みんな頭から消してしまった。

1マイルという長さを、華氏80度という気温を、体と感覚で覚えてしまう。

異文化に住む人達は、もしかしたらみんなこういうふうにやっているのかもしれないけれど。



これは言語にも通じるものがある。

最初は、相手の話すことを日本語に直して理解しようとする。

でも次第に、英語として、英語のままなんとなく理解できるようになってゆく。



こんな私が、なぜか ドル と 円 だけは、最初から ドル を切り離して捉えていた。

しかし、ふと先日、円に換算してみたら・・・・・


ハワイってやっぱり微妙に物価が高くないか??(気づくの遅すぎ)


マーケットの、手に持つ大きさのカゴに、まあまあ一杯に普通の物を買ったとして、

日本だったら2500~3500円ぐらいか(すごく大雑把なたとえだけども)

それが、ここでは倍はする。


ダブルのトイレットペーパーが、18ロール入って、1000円ぐらい。

日本ではいくらだっけ?半額ぐらいで買えるのでは・・・



精神衛生上よくないので、円に換算するのをやめたほうがいいな。




クローズピンバッグ

2011-10-26 10:24:13 | 絵とか、いろいろ
クローズピンに絵をつけた話を書いたが、今度はそのピンを入れるバッグを作った。

今まで使っていたものは、もう相当にくたびれていた。




こうやって、ガレージに洗濯ロープを張って、そこに吊るして使う。

吊るす部分は、金属製のハンガーを再利用。

使った生地は、ピローケースを作った時の残りもの。

刺繍は、下書きなしで、まるで紙に落書きをするようにいきなり針を刺してゆく、とんでもないやり方。




ホヌ(海亀)と魚


猫と海と青い鳥、ハイビスカス


可愛い声で鳴くボウボウという鳥


昼寝する犬と、雨に降られたカエル



私が刺繍をやるきっかけを作ってくれた叔母に、

「布がひきつれちゃうのはどうして?」と聞いたら、

綿は特に縮むから、刺繍する前に何度か洗うといいのよと教えてくれた。

「でも私も、わかっていながら待ちきれなくて刺し始めちゃうことがあるわョ。楽しければいいのよ、気にしなーい♪」



確かに楽しかった。

だからいっか。


アロハタワー

2011-10-25 10:01:14 | 日記
アロハタワーで、タヒチのフェスティバルがあった。

6時ごろ、港にたつアロハタワーのある場所から、夕日が空一面を染めていた。






大型客船が停泊していた




そう遠くない昔、このタワーがオアフ島で一番高い建物だったという。


今は、高い高いビルがそびえたち、アロハタワーはすっかり忘れられた場所になりつつある。




このタワーには、レストランやブティックなどのお店がたくさんあって、大きな船がたくさん寄港していた時代は賑わっていたらしい。

今は、半分以上のテナントが空きになっている。

ワイキキからも離れていて、旅行客が来るには不便な立地というのも大きな理由だろう。

開いているレストランはお客で賑わっていたが、みんな地元の人のようだ。






クリスマスには、すべてのお店が閉まってしまうという。

なんとか博の後に残ったパビリオンのように、悲しい感じが漂うこのタワーが私は好きだ。

ワイキキのように混雑していなくて、ゆったり夕日を眺めながらすごせる貴重な場所だったのに。





顔と名前

2011-10-25 09:40:24 | 日記
ショッピングモールやレストランなどで、向こうは私を知っていて、

私はてんで覚えていないという人に出会うことがある。

先方が、「Good see you again」と言えば、ああどこかで会ったのだなとわかり、

あそこかな、いや、あっちかなと忙しく思いを巡らせつつ、私も懐かしいような顔をしてハグをする。



別れたあとで、夫に「あの人誰だっけ?」と聞く。

そこで名前を教えてくれるのだけれども、またすぐに忘れてしまう。



日本人の顔と名前は、それなりにちゃんと覚えられるつもり。

でも、こちらの人の顔と名前が、もう悲しいぐらいに一致しないのである。

頭の中で、顔に名前を貼り付けて、脳にインプットしたつもりが、

1日もたてば、次第に輪郭がぼやけ、水に溶けるように消えてゆく。



先日、アロハタワーのフェスティバルに行った時に、夫の父が誰かと親しそうに話していた。

顔は知っているような気がする。見たことがあると思う。

彼は私の名前を知っていて、嬉しそうにハグをしてくれた。



にこにこしながら話を聞きながら、誰だろう、どこで会ったっけ?と考えていた。

そして、きっとこの前のパーティの時に会ったんじゃないかという結論に達した。


すると彼が

「ごめんね、いつもうちの犬が吠えてうるさいでしょう」

と言った。


(この人は隣りの家のおじさんだッ!)


われながら情けなかった。

うっかり「はじめまして」と言わなくて本当によかった。

いったい、どうしたら顔と名前がばっちり合うのだろう。