太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

「朝食に食べてはいけない食べ物ワースト10」その1

2017-05-24 08:24:01 | 食べ物とか
こんな記事をみつけた。

「朝食に食べてはいけない食べ物ワースト10」

もちろんアメリカ版。

あれこれいう前に、そのワースト10とやらを見てみよう。


1.ベーグル&クリームチーズ


脂肪がね。クリームチーズのかわりにアーモンドバターを使うと多少マシになるらしい。


2.グラノーラ


いっけん、ヘルシー風。多種の穀物とかドライフルーツとかナッツとか入ってるし。

しかし、1食分10gの脂肪と砂糖で400カロリー。グラノーラを手作りして、砂糖のかわりに蜂蜜を使ったりすれば、まあOK。


3.パンケーキ&ソーセージ


ソーセージは日本でいうソーセージとは少し違う。キメが荒くて、塩気が強い。

パンケーキとソーセージで800カロリー。この写真を見て、日本人だったらパンケーキ3枚は多すぎると思うんだけど、1人前だから。

先日行った朝食のお店で、かなーーーーーりふくよかな母と娘が、生地が見えないぐらいにジャムシロップがかかったパンケーキを食べていた。

3枚で、一人分。

私は外でパンケーキを頼む時には 「バターミルク」 を選ぶようにしている。バターミルクはいわゆるシンプルなパンケーキで、

ブルーベリーだとかいったのを頼むと、生地が見えないぐらいにジャムをゆるくしたぐらいの超甘ブルーベリーソースがかかっている。

パンケーキの生地がビショビショになって、ジャムソースを舐めているんだかパンケーキを食べているんだかわからない。

日本人の感覚だと、フレッシュなブルーベリーと、ジャムかソースが奥ゆかしくパセリ的な量と位置についてくる。

日本人向けのお店では、日本的なものもあるらしいけども。

パンケーキも、自宅で手作りして、アーモンドミルクやココナツオイルなどを使えば、たとえ箱に入ったパンケーキミックスでも、まだマシ。



4.持ち帰りのサンドウィッチ


ハンバーガー屋やカフェなんかに売っている、あれ。

サンドウィッチというと、食パンを想像するけれど、こういうハンバーガータイプも含めてサンドウィッチという。

油っぽい卵と、プロセスハムやベーコン、たっぷりのチーズ、砂糖がそれほど含まれていないだけで、体にいいとはいえない。

自分で、ライ麦パンやオーツパンを使って、ポーチドエッグ、アボガド、スライスしたトマト、ターキーハムを乗せて作れば大丈夫。

ターキーハムは日本では見かけないけれど、こちらではスーパーで売っている。

七面鳥は脂肪が少なくて美味しいと思うので、ハムを使いたいときにはターキーにする。


5.カフェのマフィン


スターバックスなどのショーケースにあるし、スーパーでもこれが12個入ったパックが売っている。

綿密に比べたことはないけど、日本のスターバックスとアメリカのスターバックスではマフィンの大きさも違うような気がする。

コーヒーのサイズも違うから、当たっているかもしれない。

記事によると、カフェのマフィンは一般的なマフィンの3倍の砂糖と脂肪なんだそうな。この「一般的」が何をさすのかは不明だ。




長くなったので残りは次回。




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日本語の勉強

2017-05-23 09:18:36 | 英語とか日本語の話
夫が、日本語を磨きたいので協力してくれという。

夫が話せる日本語は、かなり限られている。

長い文章は無理で、単語をいくつか並べるぐらい。

助詞の「はにをて」は相当難しいようで、新しい単語を仕入れても、文章にはできない。

それでも、日本語で話している内容は、なんとなーくではあるがわかるようにはなってきた。

私は猫達に日本語と英語と両方で話しかけているが、どっちでもわかっているような感じなので

ちょうど猫達の理解程度かなと失礼なことを思っている。



日本のテレビ番組で、日本に住む白人のガイジンが自転車で日本中を巡るのを紹介しており、

それを見ていた夫が激しい嫉妬に駆られた。

「ボクも日本語 プラプラ ほしいーー!!」

あの、それ、ペラペラの間違いでは・・・・??


この擬態語のオノマトペも難しいらしい。

電話で話していて、今夜の夕飯は何にするかという話のときに夫が

「オナカ ペコペコ」

と日本語で言ったので、ボリュームのあるものにしようと買い物していったら

実は パンパン の間違いだったということもあった。




さて、嫉妬に駆られた夫は、日本の歌をCDで聴きながら、何と歌っているか聞き取ろうとしている。

歌をじっくり聴く夫がおもむろに



「シシャモ・・・???」


いや、誰もシシャモなんて言っていませんが。


「タマゴ・・・・アイス・・・オワリ・・・キムチ???」


それも全ーーー然当たっていませんけど。



夫が日本語を忘れてしまうと、私の両親とまったく会話ができなくなってしまうし、

なにより私も寂しいので、日本語をキープするための協力は惜しまないつもりではあるのだが

けっこう疲れる。

その言語を使わない環境で、言語を習得することの難しさ。

世の中には語学のセンスがある人がいて、そういう人たちは5ヶ国語でも使い分ける。

私や夫は、まったくそのセンスがないほうのグループで、

もう固まって、空洞が出来始めたんじゃないかという脳に鞭打っての悪あがき。

お互いに相手の歩みの遅さに呆れつつ、でも根気よく協力しあっていこうと思っているのである。






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上を向いて歩こう

2017-05-22 19:13:30 | 日記
車のラジオから、スキヤキソングが流れてきた。

女性シンガーが「上を向いて歩こう」を、メロウに英語で歌う。

それに合わせて日本語で歌っていたら、

1番の終わりごろに鼻の奥がツンとしてきて、2番になったら涙が出てきた。



上を向いて歩こう

涙がこぼれないように

思い出す春の日 ひとりぼっちの夜



「なんで泣いてるの?」

運転していた夫が聞く。

「わかんないよぅーー」

どんな悲しい歌でも泣いたことなどない私が、泣いている。

泣きながら夜空を見上げて歩いたことはないし、

たいした孤独を知っているわけじゃない。


過去最大の孤独は、離婚して一人暮らしをしていたアパートで、

大晦日に恋人と大喧嘩をし、謝りのメールもなしのつぶて、一人で体育座りをして紅白歌合戦を見た夜だ。

テレビの中の華やかさが、他の星の話のようだ。

こんなボロボロな気持ちでも、案外泣けないもんだなと思っていたら

日付が変わると同時に、港に停泊している船が一斉に汽笛を鳴らしたとたん、ブワーと泣けてきた。

もしかして、これが孤独ってもんなのかなと思った。

でも私には親も姉妹も友達もいて、それはほんとうの孤独とは違うのもわかっていた。

43歳になる前日のことである。



それなのに、上を向いて歩こうと歌いながら、涙があふれてくる。

「ねーねー、スキヤキってそんなに悲しい歌詞だったの?」

「そうでもないよー」

「じゃあなんで泣いてるのさ」

「知らないってばーーー、おーんおーん」




上を向いて歩こう を口ずさんでいただきたい。

思いがけず鼻の奥が痛くなる人が、いるかもしれない。




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みんなアメリカ人

2017-05-22 07:41:56 | 日記
マイクが、心臓の手術を受けることになった。

マイクは私に絵を売ることを教えてくれたアーティストで、毎週月曜に私の職場に来て、自分の絵と一緒に

私の作品も売ってくれている。

ワイキキのギャラリーも、マイクのおかげで絵をおけるようになった。

70代のマイクは、結婚歴3回、子供はいない。気ままな一人暮らしだ。

平日の休みにホノルルへ行く用事があれば、マイクを誘ってランチを食べる。



マイクは、クリーバーさんに似ている。

クリーバーさんは、私が独身の頃に出会ったアメリカ人のおじいさんで、短大の教授だった。

髭をつけたらそのままサンタクロースになるクリーバーさんを私は好きだったが、クリーバーさんは私のことがもっと大好きだった。

お寺をめぐったり、実家に連れていったり、私が結婚してからも、クリーバーさんとは良い友達だった。

奥さんを亡くして、2匹の猫と暮らしていたが、あるとき心臓発作を起こし、手術をした。

手術から無事に帰還したあと、そろそろ潮時といって、猫達を連れてアメリカに帰った。

アイオワの、クリーバーさんの家を訪ねたこともある。ニューヨークに一緒に行って、ツインタワーにも上った。

数年後、また発作を起こして、今度は戻ってこなかった。



マイクは、そのクリーバーさんに似ているのだ。

見た目も人生もまったく違うが、マイクを見るとクリーバーさんを思い出す。

そして今の夫もまた、クリーバーさんとマイクに似ている。



3人の共通点はただひとつ。

どんな私も受け入れてくれるという安心感。

私が安心して私のままでいられて、絶対に嫌われないという傲慢。

この3人とは、なんの駆け引きもいらず、疑うことも不安になることもない。

私にとって異性とは、常にそういうもの(駆け引きとか疑いとか不安とか)だった。




私はそれほど多くの人と恋愛をしてこなかったが、そのどれもがとても疲れるものだった。

楽しいのはほんの最初だけで、私はすぐに卑屈になり、自分に自信がなくなり、

嫌われることを恐れ、ものすごい努力を自分に課した。

最初の結婚は、まさにその延長で、私はいつも大事なものを失う恐怖におびえていた。

妹が連れ合いに対して思い切りリラックスしているのを見て、不思議でならなかった。

離婚したあとの恋愛ですら、相手に電話をしたいときは前もってメールで確認してから電話をしていた。

今じゃ信じられない。

失って困るような大事なものなどなかったのに。

私は自分に対してとてもひどいことをしてきたのだと思う。




クリーバーさんと、マイクと、今の夫。

私が私のままでいられる人は、みんなアメリカ人。

日本語がわからない人ばかり。

どんなことも伝え合えるはずの日本人じゃなくて。




マイクの心臓が、もうダメなのだという。

手術がうまくいけば、最大で15年は生きられる。

私は毎日、マイクのために祈る。

私を調子に乗らせてくれる人がこの世からいなくなってゆくのは、寂しい。








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油断禁物

2017-05-22 07:34:03 | 日記
ハワイでは、どんなかすり傷も、できるだけ消毒したほうがいい。

海の中の岩で足首を少し切って、水で洗ってそのままにしていたら、

夜になって脚が2倍ぐらいに腫れあがり、翌日には入院。

重い感染症になって、あと少しで死ぬところまでいった人がいる。

友人の一人は、肘にできたかすり傷を放っておいたら、肩まで腫れて腕があがらなくなり、

翌日には耳の下のリンパ腺まで腫れて、あわてて医者に行った。




こういう話は日本にいた時よりも俄然、多いように思う。

常夏の島では、さまざまな菌も活発で、

世界中から運ばれてくる人や物と一緒に、珍しい菌もやってくるのかもしれない。

その時の体調にもよるのだろうが、

小さな傷から感染症に至ることが、ハワイではよくあるケースらしいのだ。






ということで、ハワイに遊びにきたら覚えておいてください。







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