2017年6月27日の朝日新聞「ひと」欄に載っていた。「官僚から転身した大阪市立天王寺動物園のアイデア園長・牧 慎一郎さん。
率直に言えば、動物園改革にはそれ相応の財源が必要である。現場にはアイデアは溢れるほどあったけれどもね。残念ながら大阪市には財源の余裕はなかったためにそのアイデアは陽の目を見る事は困難であった。しかし、あなたはその財源の調達ができたという事なのです。安倍政権から資金援助してもらったのでしたね。
その手法は、安倍政権との「コネ」と、安倍政権と大阪維新の会との密接な関係などがあなたのために都合よく機能したという事でしたね。現場はみんな知っていますよ。しかし、この手法は、「コネ」と「贈賄」を基本とした前近代封建社会での手法で今日の民主主義社会では否定されている手法ですね。しかし、あなたはそれを利用し（利用され？）乗っかったという事ですね。
安倍政権の人間関係の原理は、「コネ」と「贈賄」を基本としている政権ですね。すべての政策決定やその実現に（国家戦略特区諮問会議、森友学園問題、加計学園問題はもちろん、それ以外にもたくさんの形で明らかになってきている）一見近代的民主主義的な装いをもたせながら、実際は前近代封建社会の手法を使っていますね。民主主義のルールとは相容れないためにごまかしているのですが、そうするのも、その手法を正当とする社会（大日本帝国）への回帰を目指しているのですから当たり前という事です。
メディアは、このような仕組みや背景も含めて読者に伝えるべきであって、読者に誤解を与える（洗脳する）ような美談に仕立ててはいけない。読者はそんなもの求めていない。現場の方々も不愉快になるだけだ。
故意に美談に仕立てたのではない事、「安倍政権」や「大阪維新の会」に対する「忖度」でない事、を信じたいが。
（2017年７月１日投稿）
