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経済同友会代表幹事・桜田謙悟氏は「桜を見る会」国会審議に対し、安倍政権支持の本音を隠し野党を貶める発言をやめよ

2020-02-11 23:05:36 | 桜を見る会

 経済同友会代表幹事である、SONPOホールディング社長桜田謙悟氏が、2020年2月5日の定例会見で「桜を見る会」に関する国会審議について、彼にとっては他人事のように(実際は大きく関わる当事者であるにもかかわらず)安倍首相と野党の両者を批判をした。そんな無責任な事を言う暇があれば、安倍首相に対し、国民が納得できるよう、真相を懇切丁寧に誠意を示して説明するよう説得する事が氏の立場としてはとるべき行動であろう。それを何故行わないでつまらぬ発言だけをしているのか。野党も主権者国民もこんな事を好んでダラダラとやっているわけではない事は十分分かっているはずであるにもかかわらず分からぬをふりしている。野党や国民が安倍首相や安倍自公政権に対してこのような不信感を持ったままでは他の審議ができない事も十分分かっていながら分からぬふりをしている。また、喧嘩両成敗のように単純にどちらをも批判するのは、自身にこの件を解決させようという意思がない事を示す無責任極まりない姿勢そのものである。氏のような立場の人間はこのような人間が多いものだとはわかっているが、してほしくない腹立たしい発言である。

 安倍首相の答弁については、「あれで説明なのか」と発言。そう思うならば安倍首相に説明らしい説明をするよう説得すべきであろう。そうしない事が桜田氏の立ち位置が安倍首相側である事を表している。野党に対しては、「国民のために聞いてくれているのか。時間の無駄。もっと重要な法案がある。何をしているのか憤りを感じる」と発言。「国民のために聞いてくれているのか」と国民側に立っているような発言をしているが、その後の言葉からは決してそう考える事はできない。それは「時間の無駄」と発言しているからだ。国民にとってこの件の真相を明らかにする事は決して無駄な事ではない。むしろ重要な事である。桜田氏の言う「もっと重要な法案を審議する」ためにも、安倍自公政権の体質を明らかにしておく事は今後国民が安倍自公政権に対しどのような姿勢をとるべきかについて極めて重要な判断材料を与えてくれるからだ。しかし、桜田氏はそう考えていないために「時間の無駄」と発言しているのだ。その後に続く「野党に憤りを感じる」という言葉にも明確にその事が表れている。この言葉は明確に野党や国民の側に立つ者の発する言葉とはいえない。もしそうでないならば、野党に知恵を貸し、野党とともに安倍首相に正面から向き合って真相を話すよう求め、国会審議の正常化に尽力すべきである。

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