つれづれなるままに心痛むあれこれ

知る事は幸福度を高める

もっと教えて!ドラえもん「相撲……世界中に」:ルーツは朝鮮半島、紙面の無駄、購読料のぼったくり

2020-10-05 12:36:04 | 相撲

 2020年10月4日朝日新聞朝刊の「もっと教えて! ドラえもん」で「相撲に似た国技 世界中に」と題して、「相撲」を取り上げた。しかし、この記事は、それなりに「相撲」についての雑多な「ものしり」的知識にはなるが、日本の「相撲」(記事は曖昧にしているが、他国においては法律で定めている場合が一般的であるが、日本の場合は法的に「国技」として定められたものではなく日本相撲協会が手前勝手に主張しているだけである、また国民がそう思っているだけである)のルーツについて伝えていない点で、「歴史認識」を培ううえでは浅薄な内容でしかなく、極端に広い紙面を割いている割には記事の価値は低く、購読料の「ぼったくり」と言って良いものだ。

 ところで、日本の「相撲」のルーツについてであるが、端的に言えば「朝鮮半島」にあると言って良い。三国時代の高句麗国の古都集安(広開土王碑も建てられている)にある角抵塚(かくていづか)古墳(鴨緑江の現在の中国側)の壁画裸(李朝時代には着衣のまま。現代は上半身裸)で「相撲」が行われているのが描かれているからだ。中国の『後漢書』にも記されている朝鮮相撲で「シルム」というものだ。起源は2~7世紀の間とみられている。その姿は、腰から右ひざに日本の相撲の「まわし」に当たる布を巻き、互いに利き腕をかけて組み合ったまま競技をはじめ、左足で全身を支えながら倒し合う。日本の相撲のような「土俵」はない。両足の強靭さを競い合う点では「モンゴル相撲」に似ているようだ。

 今日韓国では、旧暦5月5日に「端午の節供」を祝う行事として行われているようだ。また、国民体育大会で実施され、プロ組織もあるようだ。

(2020年10月5日投稿)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする